ブランデンブルク協奏曲全曲 ラインハルト・ゲーベル&ベルリン・バロック・ゾリステン、ラデク・バボラーク、ジャック・ズーン、ニルス・メンケマイヤー、他(2CD)
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ROYCE | 神奈川県 | 不明 | 2017年11月24日
スピード感を強調した演奏だが、もうこの手の表現に新鮮味は感じられない。やりつくされた感があるからだ。いかに速く演奏出来るかを競うようなコンセプトはもはや時代遅れなのではなかろうか。バッハの時代にこんなせっかちな演奏を王侯貴族の前で披露していたとも思えない。軽業師じゃないのだから。演奏技術の高さは認めるが、速いがゆえの爽快感を除くと、ここには一体何が残るのだろうか。9人の方が、このレビューに「共感」しています。
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年10月22日
30年振りのゲーベル=ブランデンブルクC.は華麗に溌溂と鳴り響いた テンポもキーも上げていることに加え演奏者にベルリンpoの楽員を含み積極的な表現意欲が前面に出ているからか MAKの演奏とは趣を大きく変えたゲーベルはロマン派的奏法や表現を払拭したと述べながらもさらに多岐にわたり細かな疑問が生じていると言う 18世紀の”テンポ・オルディナリオ”の概念についても触れているが詳細が語られていない つまり”普通のテンポ”=4/4をどう捉えていたかだが ブランデンブルクC.の第一楽章は第4番以外は全てCにIを組み合わせたアラ・ブレーヴェと表記されているが ゲーベルは速いテンポの4/4で演奏している これが18世紀の”習慣”だったのか 確かに第5番など速い2/2では演奏不可能にスコアは見える しかし第1番から第3番までならAllegroの2/2が可能だとも見えるが果たしてどうだろうか ますます多くの演奏家が挑戦してほしい 目から鱗が落ちる時が来るかもしれない お聴きになっては如何2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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