交響曲第2番、第5番『運命』 ラファエル・クーベリック&コンセルトヘボウ管弦楽団、ボストン交響楽団
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年12月01日
’70年代当時の”オーケストラ”の記録として忘れることができない 九つのオーケストラが一曲ずつベートーヴェン・シンフォニーを演奏して全集とする企画は痛快 クーベリックならばこその”華”となった 一個一個のオーケストラの特性が記録された 同時にレジデンスとしている ”音楽堂”の個性も伝えるものだ ここで言えば コンセルトヘボウの深く広がる響き そして ボストンSHの引き締まって弾力のある響き オーケストラの音色を左右するホールの性質と残響が手に取るように分かる DSDマスタリングによるSACD化によってより明瞭になった これは愉しい こうして生まれるサウンドがそのオーケストラの音楽に決定的な影響を与え向かうべき方向を示唆することは明白だ その上で選ばれた曲目となればさらに味わいが深まる わたしはピリオド演奏を支持する者だが このロマンチック時代遅れ演奏に満足している これだけは残しておきたい2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ROYCE | 神奈川県 | 不明 | 2017年11月27日
SACD化された音質は、国内盤初期CDで感じられたアナログ風の柔らかいふくよかなタッチではなく、OIBP盤のような煌びやかやさを強調した硬派なキャラだった。ペンタトーンから出始めたクーベリックのベートーヴェン交響曲SACD盤は他も同様の傾向があるので、ちょっとがっかり。これなら従来のCDで十分だ。リマスタリングを担当したエンジニアの好みに疑問を感じる。とはいえ、今後出るであろう他の録音も買いそろえるだろう。国内盤、輸入盤、タワーレコードから出たリマスター盤と、同じ音源を何種類も買ってきたが、クーベリックの貴重な遺産なので懲りずに買いましょう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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