マーラー:嘆きの歌、ベルク:『ルル』組曲 ピエール・ブーレーズ&ウィーン・フィル、ドロテア・レシュマン、アンナ・プロハスカ、他
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テリーヌ | Hyogo | 不明 | 2017年12月24日
「嘆きの歌」は若い頃1度だけ聴いたことがありますが、特に感銘も受けず、その後聴かずじまいでした。60歳を越えてマーラー関連の本を読んだことをきっかけに今般ブーレーズ盤により曲に接しました。後の交響曲群を予感させるマーラー初期の情熱が伝わってきました。こんなに優れた作品だったのだと認識しました。ブーレーズの演奏についても満足です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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テリーヌ | Hyogo | 不明 | 2017年12月24日
「嘆きの歌」は若い頃1度だけ聴いたことがありますが、特に感銘も受けず、その後聴かずじまいでした。60歳を越えてマーラー関連の本を読んだことをきっかけに今般ブーレーズ盤により曲に接しました。後の交響曲群を予感させるマーラー初期の情熱が伝わってきました。こんなに優れた作品だったのだと認識しました。ブーレーズの演奏についても満足です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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kuzu2001 | 東京都 | 不明 | 2013年03月22日
「嘆きの歌」は1898/99年版最終改訂稿による演奏ということで、「吟遊詩人」と「婚礼の出来事」のみの演奏です。40年以上前のブーレーズ/LSOの録音では、このバージョンに初稿版の「森のメールヒェン」を別途録音してカップリングしていましたが、初稿版全曲が出版された1997年以降は、初稿版=3部、改訂版=2部それぞれで一貫した演奏が定着し、ここでブーレーズは、改めて最終改訂稿を取り上げたわけですね。 私のこの曲の原体験はブーレーズ/LSOでしたから、丹念に音を追って全てをつまびらかにしていく演奏が印象に強く残っています。それに比べると、今回は概してテンポも早く、こってり感は薄まった一方で、やはり隅々のパートまで大切に鳴らすブーレーズらしさは健在なのを感じました。 思うに、アナログの時代は音の混濁を避け敢えてテンポを落とすことですべての音を聞かせようとしていた彼が、より分離の良い録音技術を得て、音楽の勢いを抑えなくなったのかも知れません。「嘆きの歌」に先立ってブーレーズがやはりLSOと録音していた「幻想交響曲」と、90年代クリーヴランドでの再録音との関係にも全く同じものを感じます。「嘆きの歌」に「森のメールヒェン」をカップリングしたように、「幻想交響曲」に「レリオ」をカップリングしたことに象徴されるブーレーズの当時のスタンスが、あのユニークな演奏を生んでいたのでしょう。 昨今「丸くなった」などと言われがちなブーレーズですが、録音再生テクノロジーの変化とあわせ、ある意味聴き手の耳も彼の耳に追いついてきたのかもしれません。「ブーレーズの時代がようやく来た」と喜べばいいのか、「ブーレーズの音楽に摩擦や抵抗を感じられなくなってしまった」と嘆くべきなのか、そんなことを感じた「嘆きの歌」でした。 もちろん、ベルクについても、もはや驚きも抵抗もありません。振り返ってみれば、何だ、私が年齢を重ねたからか、とも。12人の方が、このレビューに「共感」しています。
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