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ドヴォルザーク(1841-1904)

CD チェロ協奏曲、森の静けさ ジャクリーヌ・デュ・プレ、ダニエル・バレンボイム&シカゴ交響楽団

チェロ協奏曲、森の静けさ ジャクリーヌ・デュ・プレ、ダニエル・バレンボイム&シカゴ交響楽団

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  • ★★★☆☆ 

    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  2012年11月16日

    昔から好きではない録音であったが、SACD化された音の確認のため購入した。期待通り、従来のCDに比べてはるかに「原音(つまり英オリジナルLPの音)」に肉薄した音質を享受できた。しかし、1970年頃からHMVは録音がホールトーン重視になったようで分離の悪いがさつな音質になった。ちょうどその頃の録音である。その意味で、オリジナルアナログで聴いても「それほどたいしたことない」といった印象ではあったので、本SACDにも過剰な期待をしてはいけない。最新録音にもちろん及ばないばかりか、ロストロのシングルレイヤーにはうんと劣ると思う。また、この音源はチェロと管弦楽のバランスが悪く、一昔前のイエペスのアランフェスを思い出す(アルヘンタがバックのもの)。それは「巨大なギターを弾いている」と揶揄されたようにギターを強調しすぎたが故の管弦楽とのバランスの悪さが顕著であったのだが、本録音にもそれと同じことが当てはまると思う。デュ・プレのチェロがやたらと大きいのである。もちろんそのせいで彼女の白熱の演奏はいっそう強調されるわけだが、違和感はぬぐえない。暑苦しいのである。「ほら、どうだ、すごいだろう!」と押し付けられているような感じがするのである。デュ・プレのタイプであればもっと控えめな音量で録る方がいっそう感動的であったはずだ。おそらくこれが私が本演奏をどうしても好きになれない理由なのだろうと思う。その点、エルガーの録音の方がうまくいっていると思うのである。

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  • ★★★★☆ 

    ぽよーん  |  東京都  |  不明  |  2011年12月13日

    SACD発売だとみて飛びついて予約しました。デュ・プレの奏でる男性チェリスト顔負けのぶっとい演奏から、大変熱いものが伝わります。演奏自体は間違いなく「★5つ」級なのです。しかし、音量が揺らいだり、録音レベルが過多で割れ気味になったりし、減点。非常に惜しいディスクです。

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  • ★★★★★ 

    バリトン  |  千葉県  |  不明  |  2011年12月11日

    名盤として有名でしたが,オーケストラの音がカサカサしていて,気持ちよく聴くことができませんでした。今回のSACD化によって,この演奏の真価が発揮できたと感じました。デュプレの渾身の独奏とそれに応じるバレンボイムの指揮するオーケストラのやりとりが絶妙です。第三楽章の録音がやや落ちますが,全体的にベストアルバムと呼ぶにふさわしい演奏です。少々高額ですが,買って善かったと思いました。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年05月08日

    ドヴォルザークのチェロ協奏曲と言うと、同曲を何度も録音したロストロポーヴィチによる演奏がいの一番に念頭に浮かぶ。遺された録音はいずれ劣らぬ名演であるが、とりわけ、カラヤン&ベルリン・フィルと組んだ演奏(1968年)は、指揮者とチェリストががっぷり四つに組んだ絢爛豪華な超名演として、現在においても同曲演奏史上最高の名演としての地位を譲っていないと考えている。このように、ロストロポーヴィチによる数々の名演の印象があまりにも強い同曲であるが、録音がやや冴えないという難点はあるものの、演奏内容だけをとれば、デュ・プレによる本演奏は、前述のロストロポーヴィチによる1968年盤にも十分に対抗し得るだけの名演と評価できるのではないだろうか。それは、デュ・プレによる渾身の気迫溢れる力強い演奏によるところが大きいと言える。本演奏は1970年のものであるが、これはデュ・プレが不治の病を発症する直前の演奏でもある。デュ・プレが自らをこれから襲うことになる悲劇的な運命を予知していたのかは定かではないが、本演奏には何かに取りつかれたような底知れぬ情念のようなものを感じさせるとも言えるだろう。いや、むしろ、我々聴き手が、デュ・プレをその後襲った悲劇を思って、より一層の深い感動を覚えるのかもしれない。それにしても、本演奏における切れば血が出てくるような圧倒的な生命力と、女流チェリスト離れした力感、そして雄渾なスケールの豪演は、我々聴き手の肺腑を打つのに十分な迫力を誇っており、このような命がけの体当たりの大熱演を繰り広げていたデュ・プレのあまりにも早すぎる死を惜しむ聴き手は私だけではあるまい。かかるデュ・プレの驚異的なチェロを力強くサポートした、当時の夫であるバレンボイムとシカゴ交響楽団も、最高のパフォーマンスを発揮している点を高く評価したい。録音は、従来盤があまり冴えない音質で大いに問題があったが、数年前にHQCD化されたことによって、格段に音質が鮮明になるとともに、音場が幅広くなったと言える。もっとも、デュ・プレによる歴史的な超名演でもあり、今後はSACD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★☆☆☆ 

    影の王子  |  大阪府  |  不明  |  2010年08月31日

    1970年の録音なのにテープヒスが多い。 独奏にオンマイクで、オケは奥に追いやられた感じで、非常にバランスが 悪い。 第1楽章の最後のオケのフォルテでは音割れしているし。 正直、商品としてはどうか?とすら思う。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年08月06日

    1966年に結婚したデュプレ/バレンボイムによる1970年(デュプレ25歳頃)録音のドヴォルザークのチェロ協奏曲です。この数年後の発病により当時来日した彼女は全ての予定演奏をキャンセルする事態になり以降演奏活動は閉ざされるという「悲劇性」がどうしても聴く側の先入観も手伝って本演奏も中々評価が高い様です。演奏タイムは@15’23A13’38B13’34と全体ではバランスとれたものと思います。第1楽章やや早めスタートの印象がホルンがゆっくり奏でる頃から私にはしっくり来だします。チェロが大きく深呼吸的に入り女性らしい細やかさもこの曲を他の演奏で一応聴き慣れた私にも新鮮でした。バックは夫君がCSOを振って務めて着実にポイントを押えて行く運び。中間くらいでのチェロのソロはじっくり望郷の念が感じられます。オーケストラも結構スッキリして土俗性が皆無なのが頼りない面と映るかもしれません。この楽章の結びでは節回しで存在感を?第2楽章管楽器主体の序奏からチェロが入ります。初めのオーケストラ全奏は各セクションの働きを明瞭にさせ二回目の全奏は単純繰り返しではなく少し流しめに扱って意趣変化を与えています。せっかちさがなく後半の語る様な集中力の高いチェロに耳を傾けてしまいます。第3楽章この若いコンビながらスケール感豊かに、チェロを弾く彼女の大きく体を揺らせながらの姿が目に浮かぶようです。思い入れたっぷりでもあり〆に向かっては余韻含みにもなって行きます。とにかくこの演奏はある意味若いのですがそれがプラスになった素晴らしい演奏と思います(その生命感溢れは彼女の近い将来に対する本能的なものだったのか・・・?)。付録の「森の静けさ」(タイム6’46)は文字通り森の奥の静けさを歌謡風にゆっくりチェロは進めます。私は初めて聴いた曲なのですが中々BGM風にも聴こえいい作品でありいい演奏と思います。両曲ともCSOはあまりそのメカニックさが表に出ておらず意外ではありました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年08月05日

    1966年に結婚したデュプレ/バレンボイムによる1970年(デュプレ25歳頃)録音のドヴォルザークのチェロ協奏曲です。この数年後の発病により当時来日した彼女は全ての予定演奏をキャンセルする事態になり以降演奏活動は閉ざされるという「悲劇性」がどうしても聴く側の先入観も手伝って本演奏も中々評価が高い様です。演奏タイムは@15’23A13’38B13’34と全体ではバランスとれたものと思います。第1楽章やや早めスタートの印象がホルンがゆっくり奏でる頃から私にはしっくり来だします。チェロが大きく深呼吸的に入り女性らしい細やかさもこの曲を他の演奏で一応聴き慣れた私にも新鮮でした。バックは夫君がCSOを振って務めて着実にポイントを押えて行く運び。中間くらいでのチェロのソロはじっくり望郷の念が感じられます。オーケストラも結構スッキリして土俗性が皆無なのが頼りない面と映るかもしれません。この楽章の結びでは節回しで存在感を?第2楽章管楽器主体の序奏からチェロが入ります。初めのオーケストラ全奏は各セクションの働きを明瞭にさせ二回目の全奏は単純繰り返しではなく少し流しめに扱って意趣変化を与えています。せっかちさがなく後半の語る様な集中力の高いチェロに耳を傾けてしまいます。第3楽章この若いコンビながらスケール感豊かに、チェロを弾く彼女の大きく体を揺らせながらの姿が目に浮かぶようです。思い入れたっぷりでもあり〆に向かっては余韻含みにもなって行きます。とにかくこの演奏はある意味若いのですがそれがプラスになった素晴らしい演奏と思います(その生命感溢れは彼女の近い将来に対する本能的なものだったのか・・・?)。付録の「森の静けさ」(タイム6’46)は文字通り森の奥の静けさを歌謡風にゆっくりチェロは進めます。私は初めて聴いた曲なのですが中々BGM風にも聴こえいい作品でありいい演奏と思います。両曲ともCSOはあまりそのメカニックさが表に出ておらず意外ではありました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    kabAR  |  東京都  |  不明  |  2010年06月04日

    高弦のヌケが大幅に改善されたのはARTリマスタリング+HQCDの効果だろう。やや遠方に広がるオケの音場感も一聴ではかなり改善されたと感じる。独奏チェロはセンター付近に定位するが、ボディー感というか、実在感が希薄で”カーテン越し”に聴いているようなモヤモヤが常に付きまとう。 特に第3楽章フィナーレでは、デュ・プレの命の炎が燃え上っても、そのボウイングのニュアンスをフィルタリングしたような音作りが残念でならない。(エルガー&ディーリアスのコンチェルト(TOCE-90019)の方が、チェロのニュアンスは豊かに捉えられているようだ) ということで、改善されてはいるが、やはりこのレーベルのアナログ時代の音作りの枠からは、抜けられないのだな・・・ 演奏は☆5つだけど、音はマケて3つ。

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  • ★★★★★ 

    徳力  |  東京都  |  不明  |  2009年01月29日

    はじめに、もし購入するならば必ずHQCDで。実は開封するまでデュ・プレの経歴を全く知らなかった。演奏は何かが乗り移った炎のよう…。極太で美しい。これほどの方が病で早世したのかと思うと残念で、聴きながら涙が浮かんだ。クラシック音楽ファン必聴の一枚だろう。

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  • ★★★★★ 

    mizumoto  |  東京  |  不明  |  2008年10月14日

    音質が格段にクリアになって この演奏から受ける印象も格段にアップした。デュプレの雄弁なソロは まさしく空前絶後だけれど リマスタリングのおかげで いっそうコントラストが見事に再現される。とかく不評だったバレンボイムの指揮は こうして聴くと なかなか渾身のサポートで 以前のCDで感じたような 煮えきらなさが消えたような感じで、この共演が いっそう輝きを増した。この世紀の名演に あらためて聴き惚れる。

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  • ★★★★★ 

    mizumoto  |  東京  |  不明  |  2008年10月12日

    音質の大幅な改善により この演奏の真価も大きく高まったと思う。デュプレのソロは まさしく空前絶後の演奏。これほど雄弁なチェロは不世出のものである。そして この演奏で とかく物足りなさを残していたバレンボイムのバックも なかなか雄渾な演奏として甦って、全体の印象が いっそうの陽が当たったかのように輝いたような印象を受け、何度も聴いていた演奏なのに 大いに感動を新たにした。

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  • ★★★★★ 

    ぴょんすけ  |  (*´∀`)  |  不明  |  2008年06月03日

    強烈である。チェロ1本で完全にオーケストラを喰っている。もしかしたらデュプレのボウイングで指揮しているのではないかと思うほどバレンボイムの存在など微塵も感じられない。ひたすらこの天才チェリストの独壇場だ。有無を言わせぬ説得力・表現力。今こうしてCDで聴けることを素直に感謝したい。リマスターは前のものを知らないので何とも言えないが、予想通りトゥッティでは音が割れる。ヒスノイズも酷い。

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  • ★★★☆☆ 

    にゃおにゃお金  |  市川市  |  不明  |  2008年01月23日

    デュ・プレの独奏に関しては、確かに「入魂」と言えるのだが、バレンボイムの指揮が残念ながらスケールが小さく、ソロと拮抗出来ていない。よって、「協奏曲」としての聴きごたえはイマイチだ。この盤といい、チェリビダッケ盤といい、デュ・プレはこの曲に関しては共演者に恵まれなかった。全く不運。マタチッチのような、豪放磊落な演奏をする指揮者と共演出来ていれば・・・という思いが残る。

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