交響曲第9番、仮面劇『ヨブ』 アンドルー・デイヴィス&ベルゲン・フィル
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年12月26日
故ヒコックスが全集を完成せず逝った後 空白を埋めたのはA.デイヴィスだった 自身が成した全集以上に音が緊密に寄せ来て凝縮する印象がある 畳み掛けるのではなく目の詰んだ織物のように強靭であり風合いも豊かだ 勿論”第9番”が聴きたくて求めたが 仮面劇と呼ばれるバレエ音楽”ヨブ”の不思議な魅力に惹きつけられた 舞踊のための音楽としては穏やかなテンポと曲想に面食らう 実際当初バレエではなく管弦楽曲として初演されたと記録がある 振付師もさぞ困惑したことだろう らしいといえば如何にもRVWらしい風情なのだ ヨブの信仰心を試すために神が様々な試練を与えるという天上の人々の身勝手な物語を踊ろうというのだから面白い キリスト教には教えられる面も多々あるが随所に偏個人主義が顔を出すのには閉口する 全12曲の”ヨブ”の中で第3曲”サタンの勝利”の活き活きと跳ねる音楽 第7曲”ヨブの慰め役たち”のサックスからヴァイオリンへ継がれるモノローグそしてオルガンの轟音へ至る音楽 第8曲”若く美しいエリフ”のカガンによるヴァイオリン・ソロは聞き耳を立てた あなたも如何4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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