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チャイコフスキー(1840-1893)

Hi Quality CD 交響曲第6番『悲愴』 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィル

交響曲第6番『悲愴』 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィル

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  • ★★☆☆☆ 

    Pianist  |  東京都  |  不明  |  2011年01月11日

    初出時にLPで聴いて以来の、自分にとっては「説得力と存在感のある悲愴」だった。最近長らく聴き返さないままだったが、今になってみると確かに微妙な崩れや、カラヤンの統率能力の衰えが耳につきかねない演奏だと思い始めた… しかしここまでギスギスした響きの演奏だったかな?と国内盤を取り出してみたら、全く違ったソフトなタッチの音が聴こえた。残念ながらカラヤン・ゴールド盤のこの「悲愴」の新マスタリングは失敗例だと思う。演奏から得られる印象がまるで違う。このゴールド盤(OIBP盤か)の過剰とも思える明瞭さが、逆にアンサンブルの甘さや崩れを誇張してしまっている。管楽器をやたらに強調したバランス感も妙だし、これは通常盤で聴いた方がよいのではないだろうか。しかしこれも聴き手の受け取り方・聴き慣れ如何で「フォーカスの甘いものを芸術的だと有り難がっている」という批判も有得る。しかしセンチメンタルな事を言えば、かつてLPで聴き親しんだ感激と印象が、このゴールド盤からは聴き取れなかった…くらいは言わせてもらってもいいのでは? 国内盤では黒田恭一氏が、この演奏から受ける重々しい印象と、対照的にそれほどテンポが遅いわけではない演奏時間との差異を論じておられたが、それも懐かしく思い出される。1976年のDG盤よりははるかにこのVPO盤の方がいいと思う。演奏は4つ星、但しこのゴールド盤の音質は2つ星。

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  • ★★★☆☆ 

    ミュージック連合  |  山口県  |  不明  |  2010年06月20日

    他人から批判されまくる覚悟で書いた。演奏は良く長年の円熟した音色が聴きとれるけど、その反面晩年のカラヤン/ベルリンフィルの勢いは一体どこに行ってしまったのか、絶賛しただけに、どうも不満が残るアルバムだったと感じている。個人的な意見だが、カラヤンの演奏はベルリンフィルのほうが断固向いている。(ドヴォルザーク新世界はウィーンフィルでOKなんだけど…)そもそも、なぜSHMフォーマットにしたのか? SHMが音質が良いからSHMなのか? 僕は特別な事情がない場合はSACDにすることを要望する。

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  • ★★★★☆ 

    hossy  |  愛媛県  |  不明  |  2010年01月29日

    70年代のベルリン・フィルの何から何まで完璧な演奏より、むしろこのCDの方が人間味や深みや温かな響きに好感が持てます。聞かせどころではちゃんとオケをコントロールしているあたりはさすがです。ベルリン・フィル盤は何か早いテンポで駆け抜けて行くだけで迫力はありますが感動はあまり残らないような気がします。このCDには他にない新たな魅力があるし個人的には好きな演奏ですね。カラヤンの悲愴はすべて所有していますが、一番聴きたくなるCDです。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2009年12月06日

    この頃のカラヤンのアルバムは「黄昏」「終焉」…といった要素を意識せずに聴くことが難しい。彼にとっては,それも狙いのうちなのか,再録音のメニューに選ばれている作品も,そういった要素が色濃いものが選ばれている。何れも,全盛期の覇気は期待できないとしても,奥行きの増した感があり,じっくりと耳を傾ける価値のあるものばかり。多弁さが失われた分,一語一語の重みが増している。特にこの「悲愴」…。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年09月05日

    カラヤンは悲愴を7度もスタジオ録音したほか、昨年発売された死の前年の来日時のライブ録音、N響とのライブ録音など、数多くの録音が残されている。この中からベスト3を選ぶとすれば、ベルリン・フィルとの71年及び76年の録音と、本盤におさめられたウィーン・フィルとの84年の録音ということになるだろう。71年盤はライブのようなドラマティックな名演、76年盤は完成度の高いオーソドックスな名演であるのに対して、84年盤は、カラヤンの晩年ならではの荘重で深遠な名演である。序奏はあたかも死の淵にいるかのような絶望的な響きであるし、第2主題の天国的な美しさももはやこの世のものとは思えない。カラヤンの代名詞であった圧倒的な統率力にはいささか綻びが見えているが、それを補って余りあるほどの巨匠ならではのオーラに満ち溢れている。これは、世紀の巨匠であるカラヤンですら晩年になって到達した至高・至純の境地と言えるだろう。第2楽章の流れるような優美なレガートもカラヤンならではのものだし、第3楽章の圧倒的なド迫力は、間近に迫る死に対する強烈なアンチテーゼと言ったところか。終楽章の深沈たる響きの美しさには、もはや評価する言葉が追い付かない。ベルリン・フィルとの関係が決裂状態になり、傷心のカラヤンに寄り添って、見事な名演を成し遂げたウィーン・フィルにも喝采を送りたい。SHM−CD化による音質向上効果もいつもながら素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    たかどん  |  東京都  |  不明  |  2009年02月08日

    そして改めて聴き終えて・・ 3楽章コーダでのトロンボーン落ちなどあたかもライブで聴いている感じもあり面白い。ウィーンフィル独特の音質に時折安心も。ボケた音質との指摘された方もいますが、私の装置からは、明瞭な各パートの旋律がよく聴ける。先程も述べたがこの盤だけベストとは言わないが、時折聴くのに面白みを感じる要素のある悲愴であることだけは改めて認識した。

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  • ★★★★★ 

    たかどん  |  東京都  |  不明  |  2009年02月08日

    カラヤンをみてもベルリンフィルとの1971年盤は終焉の先に青い空を感じさせてくれたり、この盤のように救われないようなものもある。また東京ライブは後者をさらに凄まじいものにした。私は何十種類のCDや何十回とコンサートで悲愴に接した。聴く側もその時に応じ盤を選ぶ。枯れた演奏。時にはそういうのも良い。むしろチャイコフスキーの作曲した心境を考えると、すがすがしい悲愴を私たちは望んだとしても、これはいわば作曲者の謎めいた遺言なのである。そういう心境に目を伏せたければ他のCDにあたってみましょう。

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  • ★★☆☆☆ 

    チューブ・ベル  |  関東某県・旧日本軍要  |  不明  |  2008年12月24日

    余談だが、カラヤンのチャイコを聴いた瞬間に、「へぇ、カラヤンの演奏は、こんなつまんない演奏か。」とガッカリさせられ、聴くのもすぐに飽きてしまった。しかもデジタル初期のボケたこの盤の音には、いらだちを覚える。残念ながら、カラヤンは、ウィーンフィルには全く向いていない。

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  • ★★☆☆☆ 

    チューブ・ベル  |  関東北部某県・N霊園  |  不明  |  2008年12月19日

    からやんさんの意見に同感。カラヤンのチャイコは、どれを聴いても全く感激しない。この演奏は、何だか緑の葉っぱがすぐに枯れて落ちるような、貧弱で情けない音にガッカリさせられた。何でカラヤンはウィーンフィルを起用したのか、私はそこが知りたい。

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  • ★★★★★ 

    唐ヤン  |  福井市  |  不明  |  2008年07月21日

    亡くなる直前の日本での演奏会でも悲愴を演奏しているが、傷だらけでも感動する演奏。これはザビーネ・マイヤー事件でベルリンフィルと不仲となりあえてウィーンを使用して演奏したもの。これだけウィーンフィルが尊敬の念を持って真剣に演奏し、最高の音を引き出せるのはカラヤンが最後ではないだろうか。ただ楽譜を鳴らすという意味でのみ完全なベルリンフィルとの演奏では出来ない数少ない神憑り的な名演。

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  • ★★★★★ 

    バイオケム  |  山口  |  不明  |  2006年08月27日

    初めて聴いた時には4楽章の救われない暗さに暗澹たる気持ちになり、カラヤンは変わったと驚いたものです。71年のEMIは聴き終わってスカッとしますが、この盤は何度も繰り返して聴くには耐え難いです。でもすばらしい演奏と思います。先日同じVPOでのDVDを観たのですが、聴覚だけでなく視覚からの入力もあり、CDよりは安心してカラヤンの演奏に接することができました(余談ですが、DVDからはカラヤンは5番が一番好きなのではと感じました)。

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  • ★☆☆☆☆ 

    地球温暖化防止  |  良い物を残すべき  |  不明  |  2006年08月25日

    「枯淡、人間的と言われる極めてレベルの低い、単なる技術的な問題」。カラヤンはそれほど厳しかったそうだ。カラヤンが健康を害した晩年、この程度の演奏が破棄されることなく出回ったのは、カラヤン後、メジャーにこれほどの音響が作れる指揮者が不在で、大衆を洗脳する情報操作が真剣に検討された結果らしい。悪いものを聞いていれば、感覚はすぐに麻痺する。今、カラヤン最悪級のこの程度の演奏が、メジャーから出れば某芸術特選。これが現実。質より消費優先。発売時諸井誠氏がこの演奏を批判されていた。えらい。

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  • ★★☆☆☆ 

    からやん  |  神奈川県  |  不明  |  2006年01月13日

    「やっぱりカラヤンは年をとったなぁ」と思わせる弱々しい演奏です。BPOでの76年盤がすご過ぎる分、7度目の録音となったこの演奏が枯れた演奏に聞こえてしまうのは私だけか・・・。

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  • ★★★☆☆ 

    温泉パパ  |  函館市  |  不明  |  2005年07月26日

    確かに!評論家はこれさえ買わせておけばいいじゃん,って感じですね。第3楽章の終わりの下降スケールでトロンボーンが途中で落ちちゃってる等,雑な仕上げ(70年代の2種以外は全部雑ぱくですが)。当時の心境を反映してか,やや荒れ気味の表現であり,カラヤンの演奏では71年盤を採りたいですね。なお,71年盤初国内CDの解説で,吉井亜彦氏は71年盤を推しておいででした。

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  • ★☆☆☆☆ 

    karajan  |  神奈川  |  不明  |  2005年06月04日

    発売当初買って大失望した録音。カラヤン/BPO全盛期を記録した名盤(71年、76年)後とは思えない演奏。この演奏を評論家こぞって絶賛する理由が今もってさっぱりわからない。デジタル初期の酷い録音も一因。

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