弦楽四重奏曲第12番『アメリカ』、弦楽六重奏曲 スメタナ四重奏団、ヨゼフ・スーク、ヨゼフ・フッフロ(1987、88)
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年09月21日
ドヴォルザークの室内楽曲中、最も有名な弦楽四重奏曲である第12番「アメリカ」は、スメタナ四重奏団にとっても、演奏回数が非常に多い作品の一つと言えるだろう。録音も当然のことながら多く、本盤も、何と5回目の録音ということになる。スメタナ四重奏団の「アメリカ」としては、70年代の旧録音の方がよりベストフォームの名演だと思うが、本盤の演奏も、名演と評価したい。何度も演奏を繰り返すことによって、楽曲の隅々に至るまで知り尽くしているとは思うが、いわゆる惰性で演奏している箇所は皆無。どこをとっても、敬愛する楽曲を演奏するという喜びに満ち溢れており、そうした謙虚で真摯な姿勢が、聴き手にゆったりとした気持ちで同曲を味わうことができることに繋がるものと考える。4つの楽器が見事に融合する美しい響きは相変わらずであり、何度録音(演奏)してもスメタナ四重奏団の「アメリカ」は、常に名演との評価が揺らぐことはないものと考える。カプリングの弦楽六重奏曲は、あまり演奏されない楽曲ではあるが、スメタナ四重奏団や、チェコの誇るスークやフッフロの名演奏によって、非常に美しい楽曲であることを認識させられた。Blu-spec-CD化によって、音質は非常に鮮明になっており、これらの名演奏の価値をさらに高めることに繋がっている。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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