トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ベートーヴェン(1770-1827) > ピアノ・ソナタ全集 アンドラーシュ・シフ(11CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

CD ピアノ・ソナタ全集 アンドラーシュ・シフ(11CD)

ピアノ・ソナタ全集 アンドラーシュ・シフ(11CD)

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (3 件)
  • ★★★★☆ 
    (0 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:3件中1件から3件まで表示

  • ★★★★★ 

    Verdi  |  神奈川県  |  不明  |  2021年07月20日

    ベートーヴェンの記念年だったこともあって、最近はピアノソナタ全集は星の数ほどあるような状態になっていて、とても聞ききれない。それだけある中で思うのは、どれがどうだというよりは、各々のピアニストがどういうアプローチをするのか、という視点になってくるような気がするのだ。(例えばop.109/110/111だけを取り出した場合にはまた別の見方もあるとは思うのだけれども) シフのこの全集での演奏についていえば、まずは音の美しさ。耽美的な、或いは華美というようなのとは違う、明晰さを備えた美しさ。それがあって組み立てられる音楽の造りが見通しの効いたものになっていると思います。ベートーヴェンのピアノソナタとしてもこういう出来のものはあまりないし、シフのピアニストとしての面目躍如といったところかと思います。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    てつ  |  東京都  |  不明  |  2019年12月21日

    小生はベートヴェンの全集としてはシフが一番良いと確信している。ポイントは3つ。まずベーゼンドルファーの深い響きが曲にマッチしており、ECMの録音と相まってとても豊かに聞こえる。そして最大の美点はシフの読みの深さ。各声部を常にバランス良く響かせ、その中でしっかりベートーヴェンが書きたかったのはこれだよ、と教えてくれる。小生はワルトシュタイン第1楽章のパッセージが30番のスケルツォで帰ってくることとか、告別冒頭のクリシェの深さとか、シフの演奏で多くを学んだ。そして最後は発想が自由なこと。悲愴の第1楽章のリピートを主部ではなく冒頭からしていたり、かなり自由に演奏している。人によって賛否が分かれると思うが、小生は常に考えて演奏するシフに共感する。あと、おまけのアンコール集もとても素敵。シューベルトのD.946なんて控えめな響きに心打たれるし、アンダンテファヴォリもチャーミング。この演奏に出会う前はポミエとスティーブン・コワセヴィッチの演奏が双璧と思っていたが、これを聞くとポミエはやはり少し硬いし、スティーブンはストレートに過ぎる気がする。このディスクは間違いなく良いのだが、何故レヴューが少ないのか。問題はやはり値段が高い事にある。スティーブンなどこのディスクの10分の1くらいのお値段。クラシックの世界でコスパについて言いたくはないけど、これから全集を買う、と言う方にはやはりスティーブンなんだろうなぁ。でもシフのベートーヴェンを聞かないのは本当に勿体無いと思うし、彼が現在最高のピアニストであることを心底納得できると思います。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    MR.EYES  |  埼玉県  |  不明  |  2017年01月08日

    バッハの演奏みたいに装飾音のような指使いのところもあって、久しぶりに融通無碍なベートーベンのピアノソナタ演奏を聴きました。 はっきり言って個性派の演奏です。 カッチリしたベートーベンを好む方には向かないかも知れません。 しかし、私は個人的にシフのこういう演奏が大好きです。 バッハもモーツァルトもシューベルトもシフのディスクは愛聴盤になっています。 近年のCDのボックス価格としては高めではありますが、それだけの価値のセットだと思います。 ただし、作品番号にこだわり過ぎたのか、盛りの悪い編集になっていることだけは不満です。 CD1枚にソナタ4番1曲のみというのは余りにも不経済だと思います。

    13人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:3件中1件から3件まで表示