『音の絵』作品39、コレッリ変奏曲、6つの歌曲 アレクサンドル・メルニコフ、エレーナ・ブリロワ
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marco | tokyo | 不明 | 2008年06月17日
作品39は、第一曲から陰鬱で重い曲想が展開し、早々気安くは立入ることができない雰囲気を今迄は呈していた。メルニコフは、冒頭からノンペダル気味の軽快なアルペジオで、このマッシブで陰鬱なヴェールを吹き飛ばし、その中に隠れていた構造を白日の下に晒していく。ここには周回遅れでようやく辿りついたビアニスト・ラフマニノフの「軽ろみ」がある。クール一辺倒でなく曲の所々で魅せるライブ的な熱いパッションがこの人の美質。歌曲は、既往のロシア歌曲を想像すると少し違和感があり、一聴フランスものかと思わせる繊細かつ軽快な表現が特徴。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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