ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』、シューマン:『マンフレッド』序曲 カルロ・マリア・ジュリーニ&ロサンジェルス・フィル
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古き良き時代 | 大阪府 | 不明 | 2020年05月10日
名演でした。 初めて聴いた時は、「なんと間延びしたエロイカ」と思いましたが、聴き返すごとに、楽譜に書かれたものを指でさししめすがごとき、丁寧で、明快で、それでいて充実感ある演奏に魅了されてきました。 かなり違った方向性のショルティ・シカゴの1回目のエロイカと並んで私の最も愛聴するエロイカです。共にアナログ録音ですが、デジタルを上回る名録音です。 残念ながら、SONYのジュリーニ・スカラ座のエロイカは、活気・熱気がなくなってしまい、間延びしたものになってしまいましたが、この70年代後半の名演は是非、聴いておきたいものです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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影の王子 | 大阪府 | 不明 | 2013年06月14日
噛むほどに味が出るような名演奏。テンポは遅いが緊張感が途切れることは決してなく、この曲の構築性を浮かび上がらせてくる。ぜひ多くの人に聴いていただきたい。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Kei | 神奈川県 | 不明 | 2009年08月18日
ジュリーニの演奏は一言で表現すれば、がっちりとした楷書体の枠組みを旋律を土台としながら滑らかに繋ぎながら歌い込んでいくスタイルであるが、その完成度が最も高かったのが1970年代から1980年台の前半であったと思う。このCDもその時期の代表盤のひとつだろう。緊張感を維持したままゆっくりしたテンポで最後まで押し通した当演奏は深い感銘を与えるもので、前世紀後半の第三番の名盤のひとつたりえるものだと思う。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Portia | 東京都 | 不明 | 2005年11月29日
『エロイカ』は1978年10月にLAPO音楽監督に就任したジュリーニの記念すべき録音第1弾。当時これほど遅いテンポの『エロイカ』は聴いたことがなかったし,その音楽密度が素晴らしく濃いことに度肝を抜かれた。LPではA面の収録時間が38分に及んでいたため再生に気を遣ったが,今こうして優れたリマスタリングCDで,この雄渾な演奏が味わえるのは本当に嬉しい。『マンフレッド』は,『ライン』とともに1980年12月に録音されたもの。僅か2年でLAPOの響きが隅々まで練り上げられ,驚くほど繊細さを増していることがわかる。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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