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シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

CD 『英雄の生涯』『アルプス交響曲』 エフゲニー・スヴェトラーノフ&スウェーデン放送交響楽団(1998年、1993年ステレオ)(2CD)

『英雄の生涯』『アルプス交響曲』 エフゲニー・スヴェトラーノフ&スウェーデン放送交響楽団(1998年、1993年ステレオ)(2CD)

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  • ★★☆☆☆ 

    えええ  |  不明  |  不明  |  2022年07月21日

    発売当初少しだけ聞いて、つまらない演奏と思い放置していたが、今(2022年)スピーカーの前でちゃんと聞き直して驚いた。片chが逆相になっていたのだ(両曲とも)。先の方が指摘されていたように、聞いていて頭がおかしくなりそうになるので、波形編集ソフトで正相にしたらようやく聞ける音になった。以下はその上での感想。 両曲とも始終肉厚でカロリーの高い響きが貫かれていて、この点だけでも聞いてよかったと思えた。各楽器の特性、鳴らし方を熟知し豊饒な響きを引き出せる指揮者が今どれだけいるだろうか。もっともこの年代のこの指揮者としては、意外なほど普通か速めのテンポを設定していて(拍手抜きの演奏時間:98年英雄の生涯が43分30秒、93年アルプスが47分35秒、アルプス68年旧盤は46分10秒)「英雄の生涯」の戦闘場面やアルプスの嵐の場面はかなりのスピード感を持って進み(パンチのある打楽器と金管)アルプスの頂上後半から霧出現までの間、段階的にテンポを上げていきさえする。「英雄の生涯」終結の和音前で猛烈なクレッシェンド→爆発を聞かせるところなどはスヴェトラーノフならでは。しかし野放図的に鳴らしてばかりでなく、英雄の業績での自作各引用は克明に描き分け整理された音響も聞かせる。両曲とも全体として、この指揮者の壮年期のスタイルがちょっと戻ってきた感じで、同オケとの「惑星」や「オルガン」、レスピーギなどと比較しても例外的な感じがする。 以上は逆相状態の薄っぺらい音では全く分からなかったことで、ライナーに「轟音のような低弦」とか「(晩年で)テンポが遅くなり...」の記述があるが、執筆者は本当にこの録音を聴いて書いたのか疑問。また発売からかなりの時間が経っているが、メーカーはCD所有者に位相修正版のCDと交換するとか、音声ファイルをダウンロードできるようにするべきではないだろうか。

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