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ワーグナー(1813-1883)

CD 『ローエングリン』全曲 ケンペ&ウィーン・フィル、ジェス・トーマス、グリュンマー、他(1962〜63 ステレオ)(3CD)

『ローエングリン』全曲 ケンペ&ウィーン・フィル、ジェス・トーマス、グリュンマー、他(1962〜63 ステレオ)(3CD)

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  • ★★★★★ 

    カラスの息子  |  島根県  |  不明  |  2015年10月09日

    ケンペのオペラ指揮者としての素晴らしさを実感させてくれた素晴らしい録音。あと「ナクソス島のアリアドネ」と「売られた花嫁」を加えれば完璧。録音の古さにかかわらず、永遠に瑞々しい生命を失わない演奏だと実感する。歌手の錚々たる顔触れ。グリュンマー、ルードヴィッヒ、トーマス、ディースカウ、フリックといずれもこの役の理想的な歌唱であり、この録音以外にも何度か顔を見せているバイロイトの常連たち。いずれもこれ以上の歌唱を想像することすら難しい。加えてケンペの指揮によるウィーンフィルの素晴らしさ。私はこのオペラが大好きなので、カラヤン、クーベリック、サヴァリッシュなども聴いてきたが、結局最後に戻るのはこのケンペ盤ということになる。かつてレコード時代には一万円を超える高価なものだったが、今はその何分の一かの価格で入手できる。この演奏を未聴の方には是非ご一聴をお勧めしたい。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年08月21日

    この演奏、かねてより賛否両論のあるところです。特に、「否」については、ケンペの指揮が槍玉にあがることが多く、大根の何のと言われたこともありました。久々に聴き直してみて、賛否両論があるのは致し方ないかな、とは思いました。理由は、演奏に「劇場型」と「セッション型」のスタイルが混じっているということではないかなあということです。「劇場型」の典型は、トーマスの外題役。ニュアンスよりもひたすらに力強さで押す調子で、劇場では大いに映えると思いますが、ディスクで聴く分には一本調子でややガサツ。グリュンマーやフリックもこっちかな。一方、ディースカウやルードヴィヒはむしろセッション慣れしているのか、むやみな力みがなく、特に前者は一人だけ演劇人のような歌だ。ケンペの指揮はどちらかと言えばセッション向けに落着きを重視したもので、感興が乗って走り出すようなこともなく、煽りもありません。というようなところが、どこかちぐはぐな感じを与えるのかなと感じました。但し、ケンペの姿勢は落ち着いたもので、ウィーンフィルもコーラスもまことに充実した素晴らしい演奏!美しくて泣けてくるような場面、至るところにあって、それなりに感動はいたしました。録音はちょっと古さを覚えます。

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  • ★★★★☆ 

    感傷詩人  |  岐阜県  |  不明  |  2010年06月11日

    序曲だけで演奏の上質さと品の良さはわかる。トーマスは初めて聴いたが、このディスクでは少し苦しい感じで、もう少し伸びのある若々しい声がふさわしい。第3幕の序曲には沸き立つような喜びを感じたい。

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  • ★★☆☆☆ 

    カバポチ  |  横浜市  |  不明  |  2009年02月11日

    以前、ローエングリンをこのケンペ盤で初めて聴いて退屈してしまい、ワーグナーで唯一苦手なオペラとなってしまった。ところが、最近ベーム&ウィーン・フィルのゴールデンメロドラム盤を聴いて開眼した。役者が違うと感動もそれだけ違うのだ。ケンペさん、ごめんなさい!

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  • ★★★★★ 

    りっく  |  さいたま  |  不明  |  2008年05月10日

    外題役として名高い最盛期のトーマスに満足できず、フェルカーというのでは、無い物ねだり。むしろ、グリュンマーが衰え、マイスタージンガーのときのようなベストフォームを聴けず、残念。ケンペの旧録音を支持される声もあるようですが、歌手が落ちるし、録音もひどく、比べるまでもありません。 ただ、最高の名盤と言われながら、この録音が完全な満足を与えないのも事実。4人の歌手が最高の状態で揃うことは、奇跡に近く、ローエングリンは、ただ私たちの空想の中にのみ理想の名演がある、そういうオペラだと思います。

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  • ★★★★☆ 

    erloiika  |  tokyoの田舎  |  不明  |  2007年09月11日

    豊麗なウィーンフィルに当時のベストクラスの豪華な声楽陣、そしてケンペの流麗で堅実な指揮と模範的な盤だ。飽きは来ないが、カラヤンやショルティ盤のような山気や色気が乏しく薄味だ。最大の理由はケンペの指揮。ケンペはウィーン盤ではそつなくまとめすぎた感があり昔Acantaから出ていて廃盤の旧盤の方がテンポも遅く気宇壮大だ。

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  • ★★★★★ 

    Perfect Wagnerite  |  東京  |  不明  |  2007年09月03日

    ”What would give to be able to go to Covent Garden tonight and hear Kempe conduct Lohengrin?” と1999年に言ったBarenboimに完全に同意!こんな流麗で雄弁なWagnerってあるだろうか? VPOも完全に呼応。歌手もThomasを除けば万全で、このdiscが出た当初評論家諸氏が『微温的な指揮』と評した暴挙も今や忘却の彼方。ただ当時一番の当盤の目玉であったThomasは、今聴くと余りに声そのものの限界が目立ち、この歴史的名盤に唯一の汚点を残す。このtitle roleばかりはFranz Voelkerの超名演が、永遠に我々の耳に残る。

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  • ★★★★★ 

    たんとりす  |  山形市  |  不明  |  2005年07月16日

    定評通りの名演です。ウィーンフィルのワーグナーはほとんどショルティがやってしまって、正直しょうもない録音も多いのですが、この演奏はすばらしい。 黄金時代のWPOの名盤。 同じコンビのマイスタージンガーが長らく廃盤なので、ぜひ復活させて頂きたい。(モノラルであろうがいいものはいい・テスタメントあたりからでもいいから)

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  • ★★★★★ 

    Engage 1  |  千葉  |  不明  |  2005年06月01日

    映像の無いLPやCDというメディアでワーグナーの「楽劇」に触れるとするなら、筆頭に推薦することができるもののひとつである。本当にケンペには壮健であって欲しかった。そして、もっと録音を残して欲しかったし、ミュンヘンPOと一緒に来日も果たして欲しかった。

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  • ★★★★★ 

    いやみなぶらいあん  |  東京都  |  不明  |  2004年10月07日

    同じVPOを振ったアバドの盤もそれなりに美しい演奏だが、歌手の唄いかたやケンペの指揮も含めてこちらの方が遥かにワ-グナ-らしい、透明なのだが野趣に溢れたと言った感じがある。42年のフルヴェンとカラヤンのマイスタ-ジンガ-の違い程では無いが、ティ-レマンには期待出来そうだが。

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