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ワーグナー(1813-1883)

CD 『神々の黄昏』第3幕 ショルティ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場管、ニルソン、ヴィントガッセン、フリック、他(1963 ステレオ)

『神々の黄昏』第3幕 ショルティ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場管、ニルソン、ヴィントガッセン、フリック、他(1963 ステレオ)

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    Perfect Wagnerite  |  東京都  |  不明  |  2016年05月06日

    1960年代の後半以降、 Sir Georg の行動をリアルタイムで追っていた私にとって、いったい、Georg Solti の日本での不幸は、計7回も来日していながら、結局 Opera を振る機会に恵まれなかったことに尽きるでしょうね (尤もそれは von Karajan の場合も同じですが)・ 特に彼の Verdi 指揮者としての評価が我が国で今一つ確立していないのもそのあたりに理由がありそうですね。その力量たるや、あの反Solti派の急先鋒であった Harold Rosenthal ですら唯一例外的に認めていた位で、1992年の Covent Garden の’Otello’ はその2年前の Carlos Kleiber 指揮の同曲の公演に勝るとも劣らない解釈で、勿論 1991年 の同 ’Simon Boccanegra’ と 1994年の ‘La Traviata‘ もそれぞれ卓越した指揮でした。彼の好む 切れ味鋭いオケの音の質感と小気味よい tempi の刻みが Verdi の曲に特に合っているのでしょう。 これがこと彼の Wagner となるとそうも手放しで称賛していられないということになる。円熟味を増した晩年の解釈なら未だしも、この RoH の音楽監督時代の彼の Wagner はその強引なまでにドライヴをかけたオケの(特に金管による) 局部的な興奮が時に空回りしてしまい往々にして楽劇全体の滔々たる流れにつながらない (Sir Reggie Goodall が Soltiの腕力の半分で勝負して如何に大きな効果をあげていることか)。それと Sir GeorgのWagnerには、Kempe の陶然とした木管の揺蕩いも無ければ、Furtwangler の 低弦の雄弁さが醸し出す浪漫と悲劇性が共存する drama も見逃されてしまっている。それは先に出た ‘Walkure’ 全曲でも、又この 1963年の Proms の演奏(Sir George生涯で初めての 『黄昏』の一幕通しの公演ということですが)でも、同様で、結果聴き手は楽劇の恣意的な側面ばかりを聞かされ、結局はいつもその陶酔のそとにいる。 当時の Covent Gardenの常連であった歌手陣がこの(比較的良好な stereo) 録音の白眉でしょう。(その後彼女のBrunnhilde に何度も遭遇した)当時26歳の Gwyneth Jones はその大器の片鱗をうかがわせ、49歳のWolfgang Windgassenがとても溌剌とした声で(楽譜を前にしているのか) 常の彼に似合わず正確な歌唱を聴かせ、Gottlob Frick の黒い低音の迫力はあの巨大な Royal Albert Hall をすら圧しています。これらの大物歌手に比して、Marie Collier のGutruneが大健闘で、Times 紙の謂う“attractively sensuous tone”といったところでしょうか。そしてこれらを全て凌駕するのが Birgit Nilsson の Immolation で、先の Kempe の Covent Garden Ring でみせた透き通るような可憐でそして同時に高貴なその歌唱に性格的な読みの深さも加え、正に”a thrill that few people will forget for many a long day” という感想がぴったりです。

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    mimesis9  |  岡山県  |  不明  |  2016年01月04日

    第3幕のみというのは残念ですが、大変聴きごたえのある素晴らしい演奏です。カルショーのリングと重なるメンバーも多く聞き比べも楽しいです。

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