チェンバロ協奏曲第1番〜第7番 シュタイアー、フライブルク・バロック・オーケストラ(2CD)
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2022年08月28日
極上のオケに乗ってシュタイアーが自在にドライブするようなバッハの協奏曲集だ。オケの性能があってはじめてソロ演奏者が本領を発揮できるのだろうか。シュタイアーはソロや掛け合い、そしてコンティヌオとしても自在に動き回る。オケもシュタイアーのソロがあるからこそアグレッシブに動ける。要はお互いが高め合って素晴らしい演奏になっているように思えた。 特にシュタイアーのチェンバロ…適度に遊びと発想がちりばめられている。それが実に自然に聴こえる。両者とも過剰な部分はない。それでもかっちりとした演奏より頭ひとつ抜けた面白さがこのディスクにはあると感じた。やけにとんがっていたり、不必要なデコレーションはみられない。そんな無理なアピールをせずとも、バッハの音楽は充分な情報量を備えているのだから。でも、そこだけ演奏すればよいわけでもなさそうなのがバッハの難しさなのかもしれない。守りつつ、そこを抜けていける発想力と表現力も問われるのだろうか。そんな意味でも、このディスクはお勧めする価値があると思う。再発売をしてリリースしてくれた販売元に感謝。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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