交響曲第7番『レニングラード』 パーヴォ・ヤルヴィ&ロシア・ナショナル管弦楽団
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年03月16日
ダイナミックレンジが広い曲だから音量を上げる 思いの外木管楽器のソロだけで進行する部分が多い曲だ ショスタコーヴィチの音楽全般に言える特徴”一筆書き様”の性格に依る SACDに効あり P.ヤルヴィはスコア通りのディナーミクを貫く スペクタクルを演出しようとは毛ほども考えない 不人情に思えるほどニュートラルで音楽のディテールだけを漏らさず描いていく ここが”第7シンフォニー”の肝だ 戦渦のレニングラードで書かれた交響曲に込められたショスタコーヴィチの心情と信念を見事に射抜く 戦争にドラマはない 戦闘からカタルシスは生まれない その行く手に頂上はない 達すべきゴールはない クライマックスは築かれない 戦いの只中に紛れ込んだら ただ歩き続けること この闇を潜り抜けること 生き抜く意思を失わないこと 戦いで見たもの感じたものを忘れずに生き続けると自分に誓う 戦争の影を感じた時聴きたい演奏だ あなたも如何4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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