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マーラー(1860-1911)

CD 交響曲第9番 ワルター&コロンビア交響楽団(平林直哉復刻)(2CD)

交響曲第9番 ワルター&コロンビア交響楽団(平林直哉復刻)(2CD)

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    492Fteru  |  静岡県  |  不明  |  2016年01月16日

    38cm2トラからマスタリングするという手法の素晴らしさがよく分かります。如何にこのメディアの情報量が豊富であるか、しっかり調整していればバックグラウンドノイズも低く、全く普通に鑑賞できる、ということが実感できました。マスターテープと遜色ないのでは?と思ったりします。平林直哉さんの熱意と尽力に感謝感謝です。 演奏も、数多くあるマーラー9番の中でも当方にとっては理想に近い演奏ではないかと思っています。ハイドン辺りから始まりベートーヴェンが完成させた交響曲という形式の数多ある作品の頂点に位置するものと考えています。その意味で、この曲の演奏も個人の感情やユダヤという血を全面に出すものでもなく、かつ単なる純音響的に鳴らすものでもない、非常に演奏が難しいものではないかと思っています。このワルターの演奏はそれらを非常に上手く昇華して演奏している、その意味で最も理想に近い演奏ではないかと思っています。本当の理想の演奏というのは自分の頭の中にしか無いのかもしれませんが。。。

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    小市民  |  静岡県  |  不明  |  2015年10月12日

    素晴らしいリマスターです。SONYのマーラー7枚組ボックスの第9の音質も、もの凄く良かったですが、この盤の音質は異次元です。どなたかが「この盤だけで充分」旨のご意見がありましたが、賛同しつつも他盤を聴いてこのワルター盤の素晴らしさを再確認するのも楽しいのでは・・、とも思います。コロンビア交響楽団がこれほどまでに素晴らしい楽団だったとは。以前より酷評されている事には大いに疑念を感じてはおりましたが、この盤を聴き、「凄い演奏集団」だった、との思いを禁じえませんし嬉しくも思います。演奏は戦前のヴィーンフィルとのあの有名なライブ録音に匹敵、あるいは別の視点ではそれ以上の名演奏である事を確信しました。入手以来、毎夜聴き入っています。今までのCD等でワルター〜コロンビアSOのマーラー第9をお聴きの方でマーラー第9がお好きな皆様は是非とも聴かなければいけないCDだと思います。復刻の平林先生に感謝です。

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    雅虫  |  福岡県  |  不明  |  2015年05月27日

    はるか昔の大学時代、アルバイトをして買ったタンノイのスピーカーを中心にしたシステムで聴いたワルターのLP。雄大でどっしりした音のマーラーの交響曲第9番。私の青春時代を象徴する演奏が、やっと今蘇りました。東京のワンルームマンションで、空を眺めながら、将来の事、好きな女性の事などに思いをはせながら聴いていた当時の自分を思い出します。  その時代夢にも思わなかったハイエンドの装置で、現在聴いてます。他のマスタリングのCDと比較して、このCDはとにかく音が分厚い、そして熱い、ホールのさわさわした空気まで映し出されます。ここまで音が違うと、この演奏の評価も全く違ったものになるのではないかと感じられるほどです。そしてこの音は、私の人生そのものの音がします。

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    yukkie  |  東京都  |  不明  |  2015年05月06日

     ともかく大変な情報量です。長年この演奏のLPを楽しんできた私は、当CDの第1楽章を聴き始めただけで「あれ、全然違う」と何度もCDラジカセを振り返りました。貧弱なCDラジカセから流れ出る弦楽器の音の奔流に、同じ演奏なのかしらんと首をかしげるのもつかの間、止め処なく流れ出る音楽のすさまじさに圧倒されていきます。  ワルター/コロンビアのマーラー9番といえば「作曲者直伝だが・・」とか「晩年は枯れ切ってしまった」などと批判的な評価が付きまといがちです。「オケが小編成で下手だから」などという評価も聞かれました。私自身はLP時代からこの演奏につきまとう虚無感が比較的に好きで、むしろこの枯山水のような9番こそ現代に必要なものではないかと思ってました。  ワルターのマーラーが実は荒れ狂うほど狂おしいものだったことは、かすかに残された大戦前の録音からもわかります。私は最近、1940年頃のワルターのマーラーのライヴを聴いてそれはそれは驚いたのですが、現代の誰も行なわない、バーンスタインですら行なわなかったような激しい演奏で、ワルターは好々爺であるとの常識を覆されてびっくりしました。  そしてこのCDです。今までソニーの復刻で聴いてきた演奏が、実情を伝えていなかったことが分かりました。「オケが小編成で下手」?とんでもございません。大編成でしかも巧い!そしてかつての復刻では聞こえてこなかった第1楽章の激しさと第4楽章の厳しさ。ムードに流されない厳しい終楽章こそが、「マーラーの音楽をいい加減に聴くな」とがつんと言われたようで、今までとは別な感動を呼び起こしてくれました。  良かった。ワルター最後のマーラーをこんな高音質で聞くことができて。9番は他には要りません。私にはこれ1枚で十分です。平林さんにひたすら感謝です。

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    John Cleese  |  静岡県  |  不明  |  2014年11月24日

    はるか昔の10代からずっと聴き続けてる名盤ですが、やっと納得のゆく素晴らしい音質の媒体に到達した、という感じです。とにかく良い音です。昔のCBSソニーのLPは何か水っぽい音で、絶対にこれはオリジナルから相当間引きされたものを聴かされていると思ってましたら、その後やはりアメリカで買ったコロンビアLPの方がはるかに音に厚みがありました。しかしポツポツと新品のうちから雑音がある盤質の粗悪さはいかんともし難く、CD時代になったらデジタル臭プンプンの音、高弦のキンキンは何度かリマスターされても改善はみられず、スペックが向上すればするほど刺激的になる音、もうあきらめておりましたが、今回期待以上の成果にようやく出会えて、初めて満足しました。ああ、もとはこういう音だったんだ、やはり。アナログの温かみがあって。

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