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ベートーヴェン(1770-1827)

CD ピアノ・ソナタ集第1集 ギーゼキング(4CD)

ピアノ・ソナタ集第1集 ギーゼキング(4CD)

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    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2014年12月29日

    ギーゼキングは亡くなる直前にベートーヴェンのソナタ全集に着手しながら1/3程度を残して急逝したのだが、49年の放送録音があり、本アルバムは、そっちを中心として、足らないものを晩年のスタジオ(自宅?)録音で補ったものである。22番はどちらにも入っておらず、従って厳密な意味での全集ではない。音質はEMI盤と比べてさして劣っているわけではないが、強奏はびりつき・混濁気味。正確に言えば、EMI盤もイマイチな音で、ギーゼキングは膨大の録音にも関わらず、音質的には恵まれないピアニストで、来日公演で聴衆を驚嘆させたという多彩な音は片鱗しか窺い知れないのは残念だった(ガリエラとの協奏曲は真性ステレオで、確かにそれだけのことはあるが、どうも奥行き感のないのは当時のEMI録音の通弊で、面目一新というわけにはいかない)。演奏は、戦前のものは晩年より激しい演奏が多く、ものによっては、晩年のモーツアルトと同じ人とは思えないほどの、乱暴と言ってよいほどのシューマンとかブラーム(二番の協奏曲)とかがあるが、この録音はそんなではなくて、EMI 録音に近いが、ややライブ的な感興はある。ただしミスタッチも散見(聞?)される。この名手にして結構それが多い(この演奏に限らないが)のはどういうわけだろうか?激しいにせよ、他のドイツ系の演奏家のようにタメをつくるタイプではないので、直接フトロコに飛び込んでくるような直裁さである。そこが好悪を分けるかもしれない。

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