フォーレ (1845-1924)

CD 夜想曲全集 ハイドシェック

夜想曲全集 ハイドシェック

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年06月02日

    ハイドシェックは、とある有名な影響力の大きい音楽評論家が高く評価していることもあって、我が国でも根強いファンがいる存在であるが、近年でもライヴ録音の新譜などが時折発売されており、それを耳にしたファンも多いのではないだろうか。年齢的にも、おはや巨匠とも言うべき存在であると言えるが、そのようなハイドシェックが若き日にスタジオ録音を行った偉大なる遺産と言えば、私は躊躇することなく、本盤におさめられたフォーレの夜想曲全集を掲げたい。そもそも、フォーレの夜想曲全集の録音というものが、ショパンの夜想曲全集などと比べるとあまりにも稀少であり、その意味でも、本盤の演奏は極めて貴重なものと言っても過言ではあるまい。それにしても演奏は素晴らしい。おそらくは、これ以上の演奏は求め得ないほどであり、私は、フォーレの夜想曲全集の他のピアニストの演奏との聴き比べをしたことはないが、おそらくは同曲の最高の演奏と言ってもいいのではないだろうか。どの曲の演奏も、フランス人ピアニストならではのフランス風のエスプリに満ち溢れたセンス満点の情感が満ち溢れており、フランス風の抒情ここに極まれりとさえ言えるのではないかと考えられる。しかも、ハイドシェックは、単にスコアを音化するのにとどまらず、効果的なテンポの振幅や強弱の変化を随所に施しており、自らの個性を全面に打ち出しているとも言える。にもかかわらず、あざとさなどはいささかも感じさせることなく、格調の高さを損なっておらず、加えて、前述のように、どのような個性的なピアニズムを展開しても、フランス風のエスプリ漂う瀟洒な味わいを失わないのは殆ど驚異的な至芸であると言えるところであり、正にハイドシェックの偉大な才能を感じさせるに十分であると言える。併録の主題と変奏も、夜想曲全集に勝るとも劣らない名演であると言えるところであり、いずれにしても、本盤におさめられた演奏は、若きハイドシェックによる素晴らしい超名演であり、フォーレによる夜想曲全集、主題と変奏の演奏の理想像の具現化と言っても過言ではあるまい。音質は、1960年、1962年のスタジオ録音であり、従来CD盤では今一つ冴えない音質であったが、数年前に発売されたリマスタリング盤は、若干ではあるが音質が鮮明になるとともに、音場が幅広くなったところである。しかしながら、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって、見違えるような鮮明な音質に生まれ変わったところだ。音質の鮮明さ、音場の幅広さ、そして音圧のいずれをとっても一級品の仕上がりであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。とりわけ、ハイドシェックの繊細にしてセンス満点のピアノタッチが鮮明に聴こえるのは殆ど驚異的ですらある。いずれにしても、ハイドシェックによる素晴らしい超名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

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  • ★★★★☆ 

    nori_sun  |  福岡県  |  不明  |  2009年10月18日

    やっと、”普段聴き”できる夜想曲を見つけました。 コレです。 

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  • ★★★★★ 

    drrob  |  TOKYO  |  不明  |  2008年02月12日

    20才台のハイドシェックが残した最良の1枚.音もよい.

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