トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ブルックナー (1824-1896) > 交響曲第9番 シューリヒト&ウィーン・フィル

ブルックナー (1824-1896)

CD 交響曲第9番 シューリヒト&ウィーン・フィル

交響曲第9番 シューリヒト&ウィーン・フィル

商品ユーザレビュー

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:15件中1件から15件まで表示

  • ★★★★★ 

    robin  |  兵庫県  |  不明  |  2024年02月20日

    LPで二回、CDでこれで3回目の購入だが洋盤でも日本盤でも大いに結構。SACDだろうが通常CDだろうが演奏が良いという点では同じ、音の違いなんてわずか、そんなことより演奏への共感が大切。さて、シューリヒトのブル9,全く言うことなしの名演、深く美しくこの世でない深遠な大自然の世界へ心をいざなってくれる貴重な演奏。シューリヒト、ウィーンフィルならではのブルックナーの音の響きがステレオでいながらにして聴けるとは。レコード、CDは本当にありがたい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    LFA  |  千葉県  |  不明  |  2021年03月05日

    LP時代に愛聴していたレコードですが、CDを購入し、なんかちょっと変だなと感じ、ずっと聞かない時期がありました。リマスタリングのCD、SACDを所持していますが、第八番とは異なり名演だと思います。新しいリマスター版のCDはずいぶんLPの音に近づいたような気がしますが、まだLPにはかないません。特にシューリヒトの録音には感じる不思議な傾向です。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    ラハティの朝  |  東京都  |  不明  |  2013年01月31日

    この演奏自体の価値や内容、あるいはヴァント等他にも良い録音が出現した以後の本演奏の位置づけは他のレヴュアーの方の記述に譲りたいと思います。ここでは音に関してのみ一言。自分は、従来CDでの特に木管の音に不満というか疑問をもっていました。それが初出 SACD 盤の SACD レイヤーでは、ある部分で「ちょっと下手に聴こえるけれど、きちんと木管の音がしている」と感じられたのです。しかし、さらに、TOGE15013 ( SACD シングルレイヤー仕様) で同じ箇所を聴いてみて驚きました。「これはシューリヒトが木管奏者に、あえて悲しく侘しい音で演奏させている」と思えてきたのです。うーん、こうも演奏の印象が変わるとは。メーカーの術中にはまるようではありますが、他の SACD 盤も気になってきました。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★☆☆☆☆ 

    こうもり博士  |  愛知県  |  不明  |  2012年09月16日

    こういう商売の仕方はないでしょう。待望のSACDが出たと思ったら、数か月後にシングルレイヤーを出す。その神経がわかりません。最初からシングルレイヤーを出せばいいのに。庶民には一枚3000円もきつかったのに、悔しい思いをしています。45年前に輸入盤のセラフィムレーベルで買ってからずっと愛聴しています。私にとっては、最終的にはここに帰ってくる演奏です。評価は、ビジネスの姿勢に対してです。

    30人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    まめ  |  東京都  |  不明  |  2012年02月13日

    さかのぼること20数年前…CD創世記のころ宇野氏の新書みて購入したこの演奏。実際聴いてみてひどく淡白でどこがいいのかさっぱり理解できなかったが、一連のEMIのSACDの評判見て、最後の”リベンジ”です。 冒頭から壮大な空間が奥行きを伴って広がりびっくり。全楽章一気に聴きとおしてしまった。1楽章の終結部のなんと感動的なこと。スケルツォのピチカートの活きた表情、すでに失われたウィンナーオーボエの色香など通常CDでは感じられなかった音が体感できる。初めてこの演奏の価値を知った。困ったことにテンシュテットのマーラー、クレンペラー、ミュンシュの一連の録音も買いなおさなければならないほどの劇的変容。いままでのリマスタリングと称した再発を繰り返すCD会社には騙され続けてきたがSACDだけは別物。ふくよかな音と遠い記憶のあるアナログレコードの情報量がやっと追い付いた。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    ADAGIO  |  愛知県  |  不明  |  2012年02月04日

    感受性の強かった10代の頃、この曲を聴くと、深くて暗い森の中にひとり置き去りにされているような畏怖感を覚え、聴くのに勇気がいったものです。CD時代になってからは、その感動も薄れ、このシューリヒトのCDも長らく封印していました。 今回SACDで出たので、久しぶりにこの曲を聴いたのですが、聴き始めて程なく涙が出てきました。あの暗かった森の中に光が差しこみ、今まで見えなかったものが現れてきたのです。「第9」ってこんな曲だったんだと改めて感動しました。 第9はシューリヒトで決まりです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    音楽遊人  |  千葉県  |  不明  |  2012年01月27日

    CD層も音質改善されてるので、将来、SACDプレーヤー購入をご検討されてる方にも、お薦めです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2012年01月18日

    盤歴40年。ブルックナーを聴くとき、意識的にシューリヒトやクナッパーツブッシュ、朝比奈先生を避けていました。ショップで手を伸ばそうとすると、あの先入観が頭を過り。聴かず嫌いというやつですね。世評に高いものや、発掘音源まで見事にスルーしていました。SACD化を機に聴いてみようという気になりました。今回のEMIのSACD化は押し並べて大成功。よし、無の境地で。聴き終えて柄にもなく感動してしまいました。ブルックナーにおける精神論的な話はてんで分からない、分かろうともしない私です。ブルックナーは録音が良くなきゃ、と信者の方からお叱りを受けそうな考えを持っている私が、3楽章コーダで消えゆく音の中に神を見ました。名演とは、これ。ですね。8番にも手が伸びそう。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2011年12月19日

    今回のSACDはかつての大英帝国の栄光への威信をかけて、青息吐息のEMIが渾身の力をふりしぼってのリマスターとなったが、出来栄えは想像をはるかに超えた素晴らしさだ。前回のartでは暗騒音を除去しすぎたため著しく臨場感に欠けたうえ、ヒスノイズの除去に伴い失われた高域の精彩をイコライジングで補正したため、化粧美人的な作為的なサウンドであったが、今回のSACDではオリジナルマスターに最大限の敬意を払っての、忠実かつ丁寧な仕事ぶりが感じられ、SACDが生来有する圧倒的な情報量に支えられ、EMIアナログ録音の黄金期の豊潤かつ芳醇なサウンドが半世紀を経て蘇っている様は感動的ですらある。なかでも本ディスクは従来art盤との向上が特に著しい。本録音はセッションでは必ずしも音響条件の良くないムジークフェラインでの収録だが、あの狭いステージに展開されるオケの中でも楽器の距離感が感じられるし、ウィンナホルンやウィンナオーボエの音色は他のオケと間違えようもない。またこれまでのディスクでは聴き取れなかったディテールが随所にあり、手練手管の限りを尽くすシューリヒトの指揮の全容が今回初めて明らかになった。本ディスクはマストバイだ。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2011年12月17日

     私には,名盤と言われているにもかかわらず,ピンとこないものが3点ありました。バックハウスのベートーヴェンの最後のソナタ,クライバーのシューベルトの『未完成』,そしてこのシューリヒトのブルックナーの9番です。理由はいずれも同じで,“あっさりしすぎ…”。聴後はいつも「もうちょっと思い入れたっぷりに表現してもいいんじゃないかなぁ…」となってしまうのです。  ベートーヴェン以外はいずれも“未完”…そういえば,ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』も“未完”。この名作を読む時はいつも,最後の章「大審問官」はゆっくり・じっくり読んでしまう。「これがこの大作の締めくくり,ドストエフスキーの最後の表現なんだ…」という意識から,ついじっくり読もう,という気持ちになってしまうのです。  未完成作品を聴く時も同じ心理状態で聴いてしまっていないか…ということに気付きました。「これで終わることになるんだから,ゆっくり・じっくり・荘厳でなければ…!」と。ところが,実はまだ続きがあるはずなのです。『未完成』にしろ,この『9番』にしろ,この後,圧倒的な締めくくりがあったはずなのです。だからこそ,“あっけなく”終わる。『カラマーゾフ』も,もし第3部が完成されていたら,「大審問官」をゆっくり・じっくり読むような気持ちにはならなかったはず…。一刻も早く先を読みたくて,つい急いで読んでしまうかも…。  改めて気付きました。クライバーの『未完成』も,シューリヒトの第9も,最後の音が止んだ時,「あぁ…この続きを聴きたい…!」となる。もしかしたら,この感じこそ“未完作品”の理想なのかもしれない…。ヴァントのように「完全に完成された作品だ!」と感じさせてくれるような演奏,クライバーやシューリヒトのように「あぁ…この続きを…!」と感じさせてしまうような演奏,2通りのスタイル,どちらも素晴らしい。  ベートーヴェンの32番…弟子が「2楽章で終わりですか…?なんで続きがないんですか…?」と尋ねたらしい。この作品も弟子にとっては“未完”だった…。ベートーヴェンが弟子に聴かせた演奏,ベートーヴェンが本当に望んだ最後のソナタの姿は,バックハウスのような表現だったのかもしれない…。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  2011年12月17日

    個人的な思い入れを長々と書くのもいささか気が引けるが、このSACDの音を聴いた感慨の大きさゆえんとお許しください。私が昔クラシックのちょっとした大曲を聴いた初めてのレコードはシューリヒトのジュピターとプラハがカップリングになっている懐かしいコンサートホールのレコードでありました。そのなんとも言えぬ飄々とした味わいに興味を持った私はその後、「ジュピター」と「シューリヒト」に走ったのですが、「ジュピター」に関してはクレンペラーやワルター、カザルスを聴く段につけ「飄々とした」音楽ではないことがわかりました。しかし「シューリヒト」については、その後バッハやブラームス、ブルックナー、どれを聴いても、「飄々とした」音楽の喜びを私に与えてくれました。ブルックナーについては、この9番は最初、東芝の2枚組廉価盤(たしか3番とカップリング)で求めたと思いますが、その後、英国オリジナルのモノラル盤(安いので)を求め、とうとう最後にはピカピカのステレオのオリジナルを求めました。モノラルの深い音にも感動しましたが、ステレオオリジナルはもう別世界の趣です。高かったですけれども・・・。しかし、それとほぼ同等の音質が、たった3000円で、気楽に聴ける時代になったのです。「苦労してオリジナルLPを手に入れ、それはそれは大切にターンテーブルに乗せ、そっと針を降ろし、そしてスピーカーに精神を集中させる」という、あの好ましい「空気感」はまったくなく、無造作にCDをプレーヤーに放り込むという「時代性」の内においてもなお、このSACDの音質は私に深い深い喜びを再現してくれたのです。聴き始めるとどうしても最後まで聴き通してしまう。CD時代になってとっかえひっかえCDを入れ替える癖のついた私ですら、このような懐かしいLP時代の所作に戻されてしまいました。普通のCDと違い、音量を上げても何らストレスを感じないのはレコードと同様です。ちなみに、このあと、ヴァントの9番(だいぶ音質が改善されたケルン盤・ソニーマスターズ)をCDで聴いてみたのですが、あまりの音質の悪さに途中で聴くのをやめました。CD特有の鼻づまり感が苦痛なのです。これも懐かしい「カセットテープ」で聞くのと同等ですね。やはり、CDは小さな装置で音量を絞って聴くためのものであるとあらためて感じ入りました。このあと、8番もSACDで出ます。これも間違いなくオリジナルアナログと同等の音質が期待できるでしょう。楽しみでなりません。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    a lad insane  |  静岡県  |  不明  |  2011年12月11日

    このSACDの音は、ただただもの凄い音と言うしかないです。この語り尽くされた名盤を、こんな素晴らしい音で聴けるようになるとは、生きててよかったと思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    J.O.  |  東京都  |  不明  |  2009年05月23日

    HQCD化されたことによって、元々の録音が途轍もなく良かったことが浮き彫りになった1枚だと思います。各楽器の存在感の凄さに度肝を抜かれました。演奏については、全般的には素晴らしいのですが、聴後の印象が今一つ。終楽章の20分というのは勘弁してよ、と言いたくなるようなテンポの速さが裏目に出てしまった感じです。ブルックナーを演奏するには、テンポ設定に相当な我慢が必要なようです。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年05月20日

    古今の誰もが、ブルックナーの第9の最高の名演として評価してきたものだ。私としても、そうした評価を尊重したいが、それは第1楽章と第2楽章まで。この演奏で私が不満に思うのは終楽章。私には、テンポがややせかせかしているように感じるのだ。なぜそんなに急ぐのかと。シューリヒトは、ブルックナーの第8にも名演を残しているが第9ほどの評価はされていない。それは、急速なテンポのせいだと思われるが、この第9の終楽章にその萌芽が表れていると感じるのは私だけであろうか。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2009年02月25日

    私はLPセラフィム海外盤で聴いていました。シューリヒトという指揮者は所謂ドラマチック造りは余りしない演奏家なのか、又 彼自身何か私個人の見方で禅僧のような容貌からか・・・勿論無関係は承知で・・仕上げられた演奏はこの指揮者に言い古された枯淡というか水墨画を見る思いを抱いてしまうのも事実です。多分割りと明哲さと簡潔さが聴く者に作用するのでしょう。このブルックナー9番は同じVPOとの8番同様どの一音も揺るがせには出来ない出来上がりで殊にVPOのサウンドがシューリヒトの先述の芸風を逆持ち上げしている様な最高盤と思います。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:15件中1件から15件まで表示