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ブルックナー (1824-1896)

SACD 交響曲第8番 ズヴェーデン&オランダ放送フィル(2SACD)

交響曲第8番 ズヴェーデン&オランダ放送フィル(2SACD)

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    ray  |  愛知県  |  不明  |  2012年11月21日

    ここ最近のCDは奇を衒うというか下手な小細工を挟む演奏が多かった気がしますが、昔の巨匠を思わせるどっしりとした良い意味での普通の演奏です。もっと個性的な内容を想像していたので、あまりの良さに星5つ。

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    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2012年11月12日

    セル以来だろうか、これほど感銘を受けたのは。正直、私はブルックナーの良い聴き手ではない。世評に高い巨匠たちの演奏は、なぜか避けている。マタチッチとチェコ・フィルの7番を除いて。5番のケンペにも感動した記憶があるが、ヴァントや朝比奈といった第一人者的演奏は、どこかしっくりこなかった。ズヴェーデンのブルックナーも一応聴いてはいたが、7番の抒情性は評価出来たが、あとはBGM状態。そこへ、この8番。レーベル移籍があったもののSACDということで、腰を落ち着けて聴いてみた。いや、よかった。私の中の唯一無二のブルックナーであるセル盤に匹敵する名演。どこがどう、というような分析的解釈は素人の私には無理だが、特に第3楽章のクライマックスの築き方や第4楽章のスケールは、まさしく私の理想とするところ。アンチを黙らせる説得力のあるブルックナーでした。余談ですが、セル盤は某社から復活するようですが、是非エソテリックあたりでSACD化をお願いします。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年11月04日

    ズヴェーデンは、エクストン・レーベルに対して、オランダ放送フィルとともにブルックナーの交響曲の録音を行っており、既に第2番、第4番、第5番、第7番、第9番の5曲の録音を終了している。第2番(2007年)以降の録音が途絶えていたところであり、既に発売された各交響曲の演奏のいずれもが水準の高い名演であることに鑑みれば、このコンビでブルックナーの交響曲全集を完成して欲しいと思っていた聴き手は私だけではないとも思われるが、今般、エクストン・レーベルではないが、ついに、続編である第8番(2011年録音)が登場したのは実に慶賀に堪えないところだ。ズヴェーデンは1960年生まれで未だ50歳になったばかりでもあり、是非とも今後残る交響曲の録音を行っていただき、全集を完成していただくことをこの場を借りて強く要望しておきたいと考える。ズヴェーデンのブルックナーの交響曲へのアプローチは、これまでに録音された交響曲の演奏でもそうであったが、ヴァントや朝比奈などの数々の名演によって通説となりつつある、いわゆるインテンポを基調とする演奏スタイルを原則として採っていると言える。もっとも、インテンポによる演奏を基調とはしているが、随所においてテンポを微妙に変化させることによって、演奏に効果的なスパイスを利かせていることも付記しておく必要がある。そして、各旋律の歌わせ方には、ロマンティシズムの香りが漂っており、加えて、細部にわたって独特の表情づけを行うなど、単にスコアに記された音符の表層だけを取り繕っただけの薄味な演奏にはいささかも陥っておらず、常に含蓄のある豊かな情感に満ち溢れた演奏を行っているのが素晴らしいと言える。したがって、演奏全体としては、いわゆるブルックナーらしさをいささかも失っておらず、とりわけ第3楽章の清澄な美しさなど、抗し難い魅力に満ち溢れていると評価したい。本演奏の当時のズヴェーデンはいまだ50歳であるが、指揮者としては若手であるにもかかわらず、これだけの風格のある、そして彫の深い演奏を成し遂げたということ自体が驚異的であり、ズヴェーデンという指揮者の類稀なる才能を感じるとともに、今後さらに大化けしていくことも十分に考えられるところだ。いずれにしても、本盤におさめられた交響曲第8番の演奏は、第2番の録音以来4年が経過しているにもかかわらず、ズヴェーデンがブルックナー指揮者として健在であることを世に知らしめるとともに、残された他の交響曲(第1番、第3番、第6番)の演奏にも大いに期待を抱かせる素晴らしい名演と高く評価したいと考える。また、本盤で素晴らしいのは、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音であると言える。最近では、エクストン・レーベルを筆頭にして、SACD盤を積極的に発売しても、マルチチャンネルから撤退するケースが多いようであるが、本盤のような、各楽器セクションの配置が明瞭にわかるような臨場感溢れる鮮明な高音質を聴いていると、是非ともマルチチャンネル付きのSACDを復活させていただきたいと切に願わざるを得ないところだ。そして、かかるマルチチャンネル付きのSACDによる圧倒的な高音質録音が、本演奏の価値を高めるのに大きく貢献しているのも忘れてはならない。

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