合奏協奏曲、『シネラマ・ホリデー』より、ホロコースト、他 シュウォーツ&シアトル交響楽団
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レインボー | 不明 | 不明 | 2023年02月18日
ジェラード・シュワルツ指揮、シアトル交響楽団による演奏で収録された、モートン・グールドのオーケストラ作品集です。 軽い作品からシリアスな作品まで、クラシックからポピュラーまで書いたグールドの、クラシック作品を収録しています。 最初に登場するのは『合奏協奏曲』でバレエ音楽からの作品の模様。 CDの中でもシリアスな作品で、題名通りバロック期の合奏協奏曲を現代に甦らせたような作風です。 その一方で戦争をテーマにした映像作品にも音楽をつけており、そのうちの何作かが収録されています。 『ホロコースト』組曲の哀愁漂う旋律は悲しみを音で表現した優れた作品でしょう。 またシンフォネット第2番から有名な『パヴァーヌ』が収録された他、祝祭音楽から『インストラーダ』など、あまり聴かない作品も収録されています。 シュワルツとシアトル交響楽団の演奏はいかにもアメリカの楽団らしいストレートな響きに、端正に整ったアンサンブルととびきりの名演はない物の、水準はどれも高いです。 録音は1994~1995年にかけてで、発売年と開きがありますが、これは元々この音源がアメリカのレーベル、デロスから出ていたものをナクソスが再発売したもの。 そのためか、録音はナクソスの同時期の録音とはまた違った感じのサウンドです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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