メンデルスゾーン(1809-1847)

SACD Sym.4, Etc: Szell / Cleveland O

Sym.4, Etc: Szell / Cleveland O

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年09月08日

    凄い演奏だ。セル&クリーヴランド管弦楽団の全盛期の演奏がいかに凄まじいものであったのかがよく理解できるところだ。セルは、先輩格である同じハンガリー出身の指揮者であるライナーや、ほぼ同世代のオーマンディなどとともに、自らのオーケストラを徹底して鍛え抜いた。セルの徹底した薫陶もあって、就任時には二流の楽団でしかなかったクリーヴランド管弦楽団もめきめきとその技量を上げ、ついにはすべての楽器セクションがあたかも一つの楽器のように奏でると言われるほどの鉄壁のアンサンブルを構築するまでに至った。「セルの楽器」との呼称があながち言い過ぎではないような完全無欠の演奏の数々を成し遂げていたところであり、本盤の演奏においてもそれは健在であると言える。本盤には、メンデルスゾーンの交響曲第4番や、劇音楽「真夏の夜の夢」からの有名曲の抜粋、そして序曲「フィンガルの洞窟」がおさめられているが、とかく旋律の美しさのみが強調されがちなこれらの楽曲が、セルの手にかかると、引き締まった硬派の音楽に変貌するのが素晴らしいと言える。メンデルスゾーンの交響曲第4番には、同じく硬派の演奏としてトスカニーニ&NBC交響楽団による超名演(1954年)があり、濃密なカンタービレの魅力もあってとても当該演奏には敵わないと言えるが、一糸乱れぬアンサンブルを駆使した演奏の完全無欠さという点においては、本演奏もトスカニーニによる超名演に肉薄していると言えるところだ。劇音楽「真夏の夜の夢」も、この黄金コンビならではの引き締まった名演であると言える。とりわけ結婚行進曲など、下手な指揮者の手にかかると外面的で安っぽい音楽に成り下がってしまいがちであるが、セルの場合は、かのクレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団による超名演(1960年)と同様に、高踏的で格調の高い音楽に聴こえるのが見事であると言える。序曲「フィンガルの洞窟」については、もう少し演奏全体にゆとりというか、味わい深さが欲しい気もするが、演奏自体の水準は極めて高いものであり、名演と評価するのにいささかも躊躇するものではない。音質は、1957〜1967年にかけてのスタジオ録音であり、録音年代がやや古いこともあって、従来盤は今一つ冴えないものであったが、数年前に発売されたシングルレイヤーによるSACD盤は、これまでの従来盤のいささか劣悪な音質を一新するような、とてつもない鮮明な高音質に生まれ変わったと言える。Blu-spec-CD盤も発売(現在では廃盤のようである。)されており、それも十分に良好な音質であると言えるが、所詮SACD盤の敵ではないと言える。もっとも、当該SACD盤は現在では入手難であるが、セルによる素晴らしい名演でもあり、可能であれば、中古CD店などで購入されることを是非ともおすすめしておきたいと考える。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2009年03月19日

    セルのイタリア交響曲とフィンガルの洞窟はクリーブランドOの完璧なアンサンブルで指揮者の意図を再現した盤と申せましょう。イタリアはなかなかキビキビした演奏であのトスカニーニの名演より馥郁さもあり気に入っております。以前フィンガルの洞窟はロザムンデ、オベロン序曲等とセットになつたLPで聴いていました。セルの身につけたウィーン風に付け加えるに引き締まった彼の芸風がブレンドされているのはセル独自の世界でしょう。フィンガルの洞窟での弦の高音域も綺麗ですし最後クライマックスも無闇に追い込みが無いのも素敵です。

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  • ★★★★★ 

    京都のタケさん  |  日本  |  不明  |  2008年01月10日

    ぼくは「イタリア」について書きます。1楽章と4楽章がスゴイですw こんなにスピード感のあるものは聴いたことがありません! しかも脅威の合奏精度なんだからたまりません^^; しかも3楽章のホルンの合奏の音楽的なこと♪ ボクはイタリアはこれで決まり!

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  • ★★★★★ 

    ビートルマニア  |  新潟  |  不明  |  2005年10月13日

    まさにセル/クリーヴランドの「イタリア」は、どの演奏より最高です。基本に忠実なセルの永遠のスタンダード盤です。ぜひ聴いてみてください。

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  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2005年03月17日

    機械的な正確さを求めることもまたとても人間的なことなのです。もし、あなたが正確さ、完璧さに感動したかったら、このCDを聴きなさい。一種のトリップ感が体験できます。真夏の夜の夢のスケルツォ!コンピューター打ち込みの音じゃなくて、人の手、手作りの音なんですよ!信じられますか?フィンガルは間違いなく同曲一番の演奏です。超が100万個付く最高の演奏です。

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