Radiohead

CD King Of Limbs

King Of Limbs

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  • ★★★★☆ 

    madman  |  東京都  |  不明  |  2011年05月15日

    '11年発表。ジャケット、それに混乱のなか世界公開されたビデオ「ロータス・フラワー」でのトムのダンスと表情の異様さからも伝わるように、ポピュラリティについては棚上げ気味。そのぐらいアグレッシヴな作品だ。 ダブステップの影が濃い低音強めの電子音の一方、アコースティックな曲も際立つ。サイケ臭多め。とっつきやすいメロディはさほどないが、聴くほどに引き込まれる磁力を持つ。淀みの中を静かに、深く潜航していく感覚。トムのソロ作『ジ・イレイザー』に通じる点も感じる。題名は英ウィルトシャー州の古森にある巨大オークの名で、F(これとDを去年トムは弾き語りで唄ってた)の前には森のようなSEが聞こえる。 全8曲37分は、息苦しさや重さが過度にならぬ地点でとどまり、後半はかすかに灯りが差すような…。こうした緻密なプロダクショニングに結実させる意志と視座に今の彼ららしさを感じる。付け加えれば、分量的にもムード的にも、もしや本盤の続きがあるのでは?と感じるのだった。

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  • ★★★★☆ 

    madman  |  東京都  |  不明  |  2011年04月30日

    '11年発表。2月18日。満月の夜だった。 突如リリースが発表されたレディオヘッドの通算8枚目のアルバム『ザ・キング・オブ・リムス』のダウンロード配信が始まった。 4年前、『イン・レインボウズ』リリースの際、彼らが行った前代未聞の価格一任制ダウンロードは音楽業界を震撼させるニュースだった。それに比べれば今回のネット・リリースは穏やかに迎えられた。しかし、開始まもない20時にはすでにサーバー接続は困難な状態に陥っていた。やはり気の置けないバンドなんである。 バンド史上もっともコンパクトな8曲、37分間のこの新譜は、変則的なドラム・チューンのリズミカルなもつれを溶かすようなホーンが印象的な「ブルーム」で幕を開ける。続く「モーニング・ミスター・マグピー」「リトル・バイ・リトル」はカタカタと早急にリズムを刻むパーカッションにじわじわ高揚させられる。4曲目の「フィラル」はトム・ヨークのリフレインするソフトなボーカルにマルチなドラム・パターンがシャープに切り込む。 前半はドラマー、フィルの電子パーカッションが強調されたリズミックな仕上がりだ。 一方、後半はトムのボーカルの魅力を再認識する曲が並ぶ。先行シングルの「ロータスフラワー」「コーデックス」「ギブ・アップ・ザ・ゴースト」の3曲はアコギを主導にぼんやりとした輪郭のピアノの和音、悲しげなホーンのハーモニーが美しい。そこにトムのセクシーなファルセットを華やかに重ねて、壊れそうで夢見心地な世界に。ラストの「セパレーター」は'90年代の彼らを彷彿とするミッド・テンポの一曲。クリアなサウンドは清々しくもあり、優しい希望に包まれるようだ。 たしかに本作は革新的でも実験的でもない。そのスタンスには彼らの歴代のアルバムとのギャップを覚える人もいるだろう。しかし、前半の緻密な空気から、ラストに得られる伸びやかな大地に着地したような深い満足感はバンドのナチュラルな進化の表れのはずだ。

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  • ★★★★☆ 

    birdy  |  岩手県  |  不明  |  2011年04月18日

    期待が大きいせいか、正直少し物足りなさを感じます(量も質も)。でも進化し続けるRH節には変わりなく、後半の美しいトム・ヨーク色の濃い、感性豊かなゆったりたゆたゆな感じは好きです。しばらく聴き込んでみます。

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  • ★★★★☆ 

    Kyussis  |  北海道  |  不明  |  2011年03月21日

    なんとなくトムヨークのソロプロジェクトの延長上にある作品と思った。1曲目はアブストラクト風でDjシャドウと作ったんじゃないの?と思った。このアルバムを聴いてもう一枚近いうちにアルバムを出すのではないか、と思った人は少ないはずだ。次作を待つ。

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  • ★★★★☆ 

    jhdb  |  VIETNAM  |  不明  |  2011年03月06日

    小鳥のさえずりのSEなど6曲からは完全にchillOutMusic化しているのは興味深い。Freal.LotusFlowerのエレクトロトラックはKidA以降の彼等らしいが面白くなく必要性を感じない。少なくともpullRevolvingDoors,Backdriftsくらいの音作りをすべき。腑抜けたエレクトロサウンドを聴かせるLotusFlowerは、メロを少なくしないでGiveUpTheGhostのようにアコースティックに長々とやるのが正解だった。しかし3曲までの音作りは素晴らしい、特にBloomには最近のRHに無い幻想性を感じるし、Goodmorning,,,後半部突如入る靄に吸い込まれる地鳴りのような音響はトリッキーな技有りでCool!.LittleByも気の効いたリフ、Clinicのようだがthomの声を生かしたFreakForkで非常に面白い。全体的に今回は音選びによく気を使っているのが感じられる作品。 最近の作品のPopMusic志向は悪くはないが、KidAの頃のアートやってますみたいな勘違いな歌詞や音作りの方が面白みはあった。 どうしても最近、また今作には弛緩したムードが漂う。 あの頃の勘違いな本気さが欲しい。

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  • ★★★★☆ 

    ART−HIGHSCHOOL  |  不明  |  不明  |  2011年03月01日

    正直、期待は超えませんでした。 正確には星3.5点です 悪くはないです。 世間ではLotus Flowerが評価が高いみたいですが、私は抜群に7曲目の Give Up The Ghostが良かった。Little by Littleも素晴らしい。 8曲しかないのも物足りない。今年、下半期にもう1枚アルバムを出して欲しいし、本人たちも物足りないと思うなら出るでしょう でも、もうしばらく熟聴したら星5つになるかもしれません。 この作品に対してまだ、両手で掴めてません。(じゃあレビューするなよ)

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