歳いった天才児2号  |  北海道  |  不明  |  2017年06月21日

朝比奈さんが著書の中で「ベートーヴェン以前の音楽は、ある意味で神の崇拝に繋がっていたが、ベートーヴェンの音楽は、人間による人間の為のものである。」という主旨で語っておられました。第九は、これまでも様々な場面で演奏されてきました。今を生きる私達は、たくさんの名演に触れることができます。評論家やマニアと称される方の中には、それらに優劣をつけたがる方もおられるようですが、私は違和感を感じます。私は、この演奏が好きなので、この文を読んでくれた人には自信を持っておすすめします。落ち込んだ時の、最後の救世主ですね。

 

金さん  |  長野県長野市  |  不明  |  2008年02月04日

皆さんご承知かと存じますが、ＣＤは第9が一枚に入るように収録時間が決められています。そこでなんで二枚組みなんだと思ったら、２日間の演奏の両方が入っているじゃないですか！朝比奈ファンには嬉しい限りです。２日目の方が緊張感がありオケが引き締まった演奏をしているように感じましたが、1日目の演奏も捨てがたいものがあります。アンコールの蛍の光もうまい。一度で2つ得するアルバムです。フルトヴェングラーを聴いた後に聴くとオケに軽さを感じてしまいましたが、日本のオケだからとバカにせず聴いてほしいと思います。

 

aki  |  奈良県  |  不明  |  2002年04月29日

マエストロ生涯最後、そして250回目の第９。 惜しくも、この演奏会の翌年同日に氏はご逝去されました。 この演奏は、氏の持てる物全てを注ぎ込んだ第９です。 ライナーノーツで宇野氏の書かれております29日の3楽章は、私も会場で聴いていましたが、他の指揮者では表現できない音楽。 言葉で言い表せない程の感動をおぼえました。 もちろん、他の楽章もこの上なく重厚かつ深遠。 朝比奈隆をぜひこのCDで体験して下さい！