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ベートーヴェン(1770-1827)

SACD ピアノ・ソナタ第4番、第14番『月光』、第23番『熱情』 エデルマン

ピアノ・ソナタ第4番、第14番『月光』、第23番『熱情』 エデルマン

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年10月10日

    エデルマンは、今をときめく名ピアニストだ。リストやショパン、シューマン、そしてバッハのピアノ作品集などがトリトーンから発売されているが、いずれも素晴らしい名演に仕上がっている。本盤は、そうしたエデルマンによる満を持してのベートーヴェンのピアノソナタ集ということになるであろう。そして、その期待を決して裏切ることのない名演と高く評価したい。名演と言うよりも、凄演と言った評価の方が正しいのかもしれない。まず、選曲に注目したい。ベートーヴェンのピアノ作品集と言えば、悲愴、月光、熱情が通例であるが、エデルマンは悲愴のかわりに第4番を録音した。その理由は定かではないが、エデルマンのベートーヴェンのピアノソナタに対する強い拘りを感じさせるのは事実だ。その第4番は、エデルマンの手にかかるととても初期の作品とは思えないようなスケール雄大な演奏に仕上がっている。緩急自在のテンポ設定と力強さが持ち味であるが、繊細な抒情にもいささかも不足はない。月光も熱情も凄い。特に、両曲の終楽章の重厚にして力強い打鍵は圧倒的であり、とりわけ熱情の終楽章は、あたかもベートーヴェンの心底に潜む暗い情念のようなものが描出されて感動的だ。SACDによる極上の高音質録音も名演に大いなる華を添える結果となっている。

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