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マーラー(1860-1911)

CD 交響曲第2番『復活』 ハイティンク&シカゴ響、パーション、ストーティン

交響曲第2番『復活』 ハイティンク&シカゴ響、パーション、ストーティン

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    サム  |  千葉県  |  不明  |  2015年12月21日

    名録音です。 ダイナミックレンジがひろく、女声ソロがきちんと聞き取れるレベルにするとフォルテでは大音響となってびっくりします。大音響でもくずれず合唱もオケも透明感が保たれているのは見事です。 「復活」は他にもいくつかCDを持っていますが、これが一番最近手に入れたものでもあり、最も気に入っている盤です。 合唱もオケも大編成であり、大音量は当然でしょう。ライブ時の感動を忠実に再現できる録音技術の進歩に感謝です。SACD盤ですが、私のオーディオ装置はノーマルCDなのでSACDのすごさはわかりませんが、ノーマル再生でも十分です。 これまでアメリカの録音はなんとなく音が硬いような印象を持っていましたが(先入観かも)、この盤はメジャーレーベルではなくシカゴ交響楽団の直営プロデュースによる録音で、エンジニアも違うのでしょう。ダイナミックと自然な響きを両立させている、大変好ましいものです。 ハイティンクのマーラー観は好みが分かれるようですが、淡々としているようでいて真剣な振る舞いは好感がもてるものです。マーラーの音楽自体が説得力の強い作品であり、音楽そのものに語らせる行き方なんだと思う。力が入りすぎるとかえって空回りすることだってある。 この曲では女声ソロが感動の度合いを左右する重要な要素だと思います。メゾソプラノはオランダ出身のストーティン、期待の新人です。 録音の優秀さで、復活では今のところ一番のお気に入りです。

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年06月23日

    大ヴェテラン指揮者とスーパーオーケストラの組み合わせ。しかも双方得意のマーラーということで、期待されます。と同時に、ハイティンクのこれまでのマーラー演奏の傾向からすると、多少の懸念もないではない、というところです。聴いてみた感想は、やっぱり後者にやや傾きますかなあ。悠然と構えた姿勢で、焦らず騒がず、落ち着いた演奏です。ただ、やっぱりこの曲、マーラーが楽譜に注ぎ込んだ豊富な感情(恐れ・憧れ、悲しみ・慰め、など)がすっ飛んでいる、ないし初めから問題にされていない、という気がするのですね。悩みを抱えて煩悶する青年に向かって、老哲学者が「それは悩むことじゃないよ」とか「人生にはそんなこともあるさ」とか言って、軽く慰め諭している、そんな趣きです。だから、ここには共感はない。すべてを心得た「大人(たいじん)」ぶった姿勢があるのみで、そこがこの曲にとっては足りないと私には思われます。声楽陣、特に感心せず。オーケストラ、若干安定度に欠けるかも。録音は鮮度がなくいま一つ。トータルとしては、実際には超高水準なのですけれども、やや点が下がるというところです。ま、毎度のぜいたくな要求。

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  • ★★★★☆ 

    shef  |  栃木県  |  不明  |  2010年09月06日

    BPOとのシリーズでは精密機械のような精緻でドライな演奏だった。それはそれで嫌いではないのだが、もっと毒というか、どろどろした部分が垣間見られれば、と不満も拭い去れなかった。 シカゴとの演奏もアウトラインに変わりはないが、情よりも理を優先しながら、音楽からはマーラーの体臭がにじみ出ている。 より美しい、より哲学的にな音楽になったと思う。 激昂するフィナーレが多い中、ゆったりとした足取りで悠然と進む音楽は感動的だった。 

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  • ★★★★★ 

    KANA07  |  石川県  |  不明  |  2010年07月24日

    ハイティンクの解釈がすみずみまで行きわたった名演。端正に美しく仕上げられている。楽器のソロも非常にうまい。女性声楽時陣は、ベルリンフィル盤のほうが上であるがかなり健闘している。録音も非常にナチュラルで聞きやすく迫力満点。シカゴとのSACDの中では最高の一枚だと思う。

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  • ★★★★★ 

    オロロ畑のスナフキン  |  愛知県  |  不明  |  2010年01月28日

    あっけらかんとオーケストラが鳴り響く.このシリーズ共通の印象だが,テンポはゆったりとしており,マーラーにしては妙に清潔な響きでどろどろしていない.日頃はマーラーはどろどろしてなんぼと思っている私だが,初期の交響曲の場合はこれもありだと思うし,聴き終えた後の感銘も深い.ところで近年,ハイティンクの振った様々なオーケストラのライブの音源がリリースされているが(彼の場合,セッションを組んでほしいと私は思う),オケの響きがオケの個性を最大限に表出しているように思う.CSOを振ればショルティ時代を思い出させるような幾分ドライな輝かしいサウンドが,ヘボウでは昔ながらに派手さはないながらも実に麗しい音が,ドレスデンではドレスデンらしく渋くそれでいて艶やかな世界が響き渡る.これは氏の長年の経験を通して培った,得難い個性ではないだろうか.

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  • ★★★★☆ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2009年12月13日

    シカゴ交響楽団の管の巧さや力強さは圧倒的で舌を巻く。このオケの力と技は、シリーズの最大の売りだろう。ハイティンクの解釈は90年代のベルリンフィル盤やライヴのコンセルトヘボウ盤と比べると、特に第一楽章はテンポが速めで表現もあっさりした印象だが、中間楽章のきめ細やかさな表情付けにはさすがに老練さを感じさせる。個人的には生命感や表現の濃さという点で、ビデオになっている90年代のベルリンフィルとのライヴを好むのだが、これも持っていて悪くはない。独唱の2人は素晴らしい出来だ。若々しい声、技量・表現ともに卓越しており、見れば古楽やモーツァルトやバロックオペラなどで実績がある若手で、これからが期待できそうな注目株だ。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年12月12日

    ハイティンクのマーラー指揮者としての適性については、私としては、やや疑問符がつくと思っている。穏健派とも言えるハイティンクの芸風が、マーラーのような劇的な交響曲では、どうしても根源的な力強さに欠けるきらいがあると思うからである。同じシカゴ交響楽団を振ったマーラーの第6など、その欠点がもろに出ていた。本盤の第2も、確かに角がとれた演奏だ。わめいたり叫んだりすることなど、薬にしたくもない。しかしながら、その分、魅力的な箇所も満載だ。例えば、第2楽章の繊細な美しさ。第4楽章の独唱が入る箇所の深沈とした深み。そして、終楽章の合唱が入る箇所の荘重たる響きと、終結部の決して力づくではない壮大な迫力。このように、ハイティンクの穏健なアプローチでも、十二分に魅力のある名演を成し遂げることが出来たのは、曲が第2というマーラーの初期の交響曲であったということが大きいのではないかと思われる。そして、何よりも素晴らしいのは、シカゴ交響楽団の卓抜した技量と、それを鮮明な音質で捉えたSACDマルチチャンネルによる名録音である。総体として、高い評価を与えることができる名CDいうことが出来るのではないか。

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  • ★★★★★ 

    たか  |  長野県  |  不明  |  2009年12月02日

    「復活」はどうしても大上段に振り構えた演奏が多いようですが、この演奏はいい意味で力の抜けた、とても美しい演奏になっていると思います。 ただ、力が抜けているといってもCSOのことですから鳴るべき所は十分に鳴り、なおかつ静かな部分では十分な余裕を持った演奏になっています。 これを聴いていると、やはり2番も角笛交響曲なのだということを強く意識させられます。 ハイティンク/CSOのマーラーシリーズも4作目ですが、残念ながらHPによれば、しばらくマーラーの予定は無いようです。 ハイティンクもご高齢ですので、少しでも多くのライブ録音が出ることを期待しています。 再来年、RCOでマラ9を振る予定なので、こちらのライブ録音も期待していますが、それまでは頑張ってもらいたいものです。 未だ、ハイティンクはマラ9の決定打を放っていないと思いますので、ここで決めてもらいたいです。

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  • ★★★★★ 

    アルマ  |  神奈川県  |  不明  |  2009年11月30日

    とにかく美しい演奏だ。雄大でやさいく心がこもっている。 また首席奏者の巧みさは傑出している。(特にフルート、フォゴット) エキセントリックな演奏ではないが、聴き終わったあと幸福感が残る。

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  • ★★★★★ 

    candi  |  福井県  |  不明  |  2009年11月29日

    シカゴSOの金管のパワーのみで言えばほとんどを80%程度の力で演奏している感じ。ただし、最後まで得意の暴力的な強奏に陥らずただならぬ緊張感と美しさと柔らかな音色を保ち続けているのは実にすごい。本当はマーラーが望んでいたのはこういう演奏ではないかと思わせ、新しい感動を与えてくれる。パワーのみかと思っていたオケだったが、音色の多彩な変化と息の長いフレーズによる奥深い表現力を身に着け、マーラー演奏に関して言えばベルリンフィルよりずっと上に行った感じがした。ハイティンクもヴァントのように老成して大ばけしたか!

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  • ★★★★★ 

    なかじぃ  |  大阪府  |  不明  |  2009年11月27日

    演奏は最高です。 ただ録音のせいなのか、基本的にベルリンフィルの時と比べて抑制された演奏に聴こえます。ハイティンク自身の解釈はあまり変化してるようには思えないのですが。 イントネーションの甘い録音のせいでちょっと損をしている印象で、このシリーズのマラ6と同じような音質です。 なお、演奏は最近聴いた、ジンマン、MTT、マーツァル、小澤盤と比べての印象です。

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  • ★★★★☆ 

    Gongon  |  神奈川県  |  不明  |  2009年11月24日

    久しぶりに音楽を聴きこむ機会が本CDで得られました。 第1楽章冒頭を聴いた印象は、聴きやすい音質だなあということです。 このシリーズは初めて聴いたのですが、聴く前は、ショルティ・デッカ時代の硬質でギンギンなサウンドも覚悟しておりましたが、随分と柔らかくなったなあと感じました。 首席奏者の世代交代もあったと思いますが、シカゴ響は最弱奏から最強奏まで幅広いダイナミックレンジを誇っていました。 ただ、これは録音の影響もありそうで、ライブとは思えないほどの静寂感と強奏時のクリア感は、録音技術の賜物でしょうか。 ちょっと大げさに書くと、ボリュームに気をつける必要があるほど、とでも言えましょうか。 ハイティンクは80歳とは思えない指揮ぶりで、オケを良くコントロールしていると思いました。やや余裕をもったテンポで、一音一音を大事に魂を入れていく、やや粘着質なやり方は健在だと思いました。また、上記にも関連しますが、静と動の対比が特に印象的でした。 さすがのシカゴ響もライブのせいか、若干のミスが散見されましたが、まあほとんど気にならないでしょう。 ハイティンクとシカゴ響の「硬派」な性質が結び付いた、あたらしいシカゴサウンドではないでしょうか。今後が楽しみです。 また、既出の他シリーズも聴いてみたくなりました。 もっと早くこのコンビの演奏を聴きたかったものです。

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  • ★★★★☆ 

    山形の髭熊  |  山形県  |  不明  |  2009年11月21日

    大変美しい録音なのだが使用している譜面の違いなのか、ベルリン・フィルロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団の録音に比較して静かで温和しい演奏この曲に関しては、ベルリンフィル盤がベストではないかと思う。出だしの弦楽器の入りコントラバスの導入など温和しすぎて物足りない。かつての名演メータ指揮ウィーンフィルバーンスタイン指揮ロンドン響のような鋭くえぐるような演奏ではなく、この年にマーラーは両親を相次いで亡くしているさらに妹友人ハンスフォンヴユーローの死など数々の不幸な出来事がマーラーに降りかかっている。CSOとのこの録音は、曲に対する解釈のスタンスが変化しているように思います。この曲全体に通じている穏やかで平和な空気は、今のアメリカ社会に対するハイティンク氏の批判のように聞こえてくるのは私だけだろうか?

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