『カーチャ・カバノヴァー』組曲、『マクロプロス事件』組曲 ブレイナー&ニュージーランド響
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年05月26日
本盤は、ヤナーチェクのオペラからの管弦楽曲の名曲を集めた全集の第2弾である。ここには、「カーチャ・カバノヴァー」と「マクロプロス事件」という、ヤナーチェクのオペラの中でもあまり知られていない曲がおさめられているが、その音楽は実に魅力的だ。ヤナーチェクは、モラヴィアの民俗音楽を自作の様々な旋律に間接的に取り入れていったとされるが、その音楽の何とも美しくて魅力的なこと。もちろん、オペラそのものも、大変に魅力的な一級の作品であると言えるが、言語がチェコ語であったり、ストーリー展開が一筋縄ではいかないこともあって、鑑賞の際にはどうしても対訳と首っ引きにならざるを得ず、こうしたヤナーチェクの魅力的な音楽そのものを味わうことが難しい面もある。しかしながら、本盤のようなオペラから聴かせどころの名曲を抜粋してくれると、ヤナーチェクの音楽そのものをゆったりとした気持ちで大いに満喫できる。これは、ヤナーチェクの音楽の魅力を広く知らしめる意味においても、大変意義のある好企画CDであるということができるだろう。ブレイナー&ニュージーランド交響楽団も素晴らしい名演を成し遂げており、本盤の価値をより一層高めることに大いに貢献している。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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