交響曲第1番、『ノートルダム』より シナイスキー&マルメ交響楽団
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テリーヌ | Hyogo | 不明 | 2017年07月05日
生まれた時期が違えばもっと評価される大作曲家になっていたかもしれないと思います。昔からあこがれて入手したかったフランツ・シュミットの交響曲1をようやく手に入れました。ドイツ・オーストリアの厳しい時代背景のなかで、また後期ロマン派の黄昏の時期に、これだけ洗練された格調高い音楽が創作されたことに、感激します。40年ほど前、ラジオでフランツ・シュミットを鑑賞したことはあるのですが、当時はフロラン・シュミットは入手できても、フランツ・シュミット(特に交響曲)は入手困難でした。今は入手が容易で、しかも廉価です。良い時代になりました。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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遊悠音詩人 | 不明 | 2009年05月31日
何と美しく、何と華麗で、何と官能的なのだろう!フランツ・シュミットは《ノートル・ダム》間奏曲くらいしか聴いた事がなかった。身も心も陶酔してしまう程の美しさに密かに憧れてたが、如何せんマイナーな作曲家だけに、どこから聴いていこうか正直迷っていた。今回NAXOSが廉価で第1交響曲を提供してくれたお陰で、再び彼の素晴らしさに開眼することが出来た。複雑玄妙にして目くるめく極彩色のオーケストレーション、身悶えする程の官能的な美旋律が何より特筆される。しかしそれでいて形式感にも事欠くことがなく、主題の展開や再現も厳密だ。まさにロマン派最期の究極の交響曲と言えよう。だからこそ、正当に評価されていないのが誠に惜しい。昨今益々注目されている同世代のラフマニノフのように、フランツ・シュミットも再評価されないだろうか。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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