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バッハ(1685-1750)

SACD ミサ曲ロ短調 クイケン&ラ・プティット・バンド(2SACD)

ミサ曲ロ短調 クイケン&ラ・プティット・バンド(2SACD)

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検索結果:7件中1件から7件まで表示

  • ★★★★☆ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2010年05月22日

    美しいですね…。ソリストのバランスもよく(マタイと同様),とにかく嫌味のない演奏です.ただ,リヒターやレオンハルトに匹敵するか…?と問われても,肯くわけにはいきません.が,『ロ短調ミサ』から初めて“静謐”を味わうことができました.新しい『ロ短調ミサ』のもつ魅力・可能性を見せてくれたという点で,感謝しなければならないアルバムです.

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年04月28日

    バッハのミサ曲ロ短調と言えば、私は、これまでリヒターやクレンペラー、カラヤンなどの壮麗にして重厚な名演に親しんできたせいか、各パート一人という小編成を売りにしている本盤を聴く前は、いささか不安に感じていたのが正直なところであった。ところが、実際に聴いてみると、これがなかなかに魅力的な演奏であるのに大変驚かされた。このような小編成による演奏や、いわゆるピリオド楽器を使用した演奏には、歴史考証学的には価値があると言えるものの、芸術的にはイマイチという凡演も散見されるが、このクイケン盤については、芸術性においても非常に高いレベルに達している名演と高く評価したい。一聴すると、淡々と演奏しているようであるが、どこからともなく漂ってくる至高・至純の美しさ。あたかも、ミサにおける敬虔な祈りの声が周囲から聴こえてくるかのようだ。また、各パート一人であるが故に、各声部や各楽器の動きは明晰そのものであり、演奏の精緻さをより極める結果となっている点も見過ごしてはならないだろう。この決してごまかしの効かないアプローチを行った点にも、クイケンの並々ならない自信が満ち溢れていると言える。録音も、SACDマルチチャンネルによる豊かな残響を活かした鮮明な超高音質録音であり、本名演の価値をより一層高めることに大きく貢献していると言える。

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  • ★☆☆☆☆ 

    BACH練習中  |  兵庫県  |  不明  |  2010年04月02日

    各パート1人にするという説得性が私には感じられませんでした。また 文献的に正しくても通奏低音を短く切りすぎて滑稽に感じられます。 Crucifixだけが美しく感じられました。

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  • ★★★★☆ 

    コバピー  |  新潟県  |  不明  |  2009年10月17日

    やや情熱に欠ける演奏かも知れませんが、全体に透るような響きが良かったです。必要最低限の人数により、この巨大な音楽の骨格が見えるような演奏でした。 しかし、テノールとバスが力不足で、時折上二声に掻き消されそうになる場面もあり、録音のしかたを工夫してほしかったかなぁとも思いました。 ですが、現在ある多くの演奏とは少し異なっているようにも思えます。確かに、少し前に出されたミンコフスキの演奏には華がありましたが、こちらは対照的に素朴な美しさ…より自然的と言えば良いでしょうか?そんなものを感じました。 古いリフキンの演奏に最新のミンコフスキと、このクイケンのものを聴き比べても面白いと思います。新たな発見が出来るはずです。

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  • ★★☆☆☆ 

    Abbadian  |  東京都  |  不明  |  2009年08月30日

     期待して買ったが,見事に裏切られた。クイケンは奏者としては素晴らしいと思うが,指揮者としては残念ながら超一流とは言えない。全曲を一貫する「表現意欲」のようなものが乏しい。ミンコフスキ盤とは正反対に,安全運転に徹している印象で,「透徹した」表現には至っていない。ヴィオロンチェロ・ダ・スパラやヴィオローネを使うなどの工夫も,特に演奏上の感銘を深くするものではない。何より,合唱(OPPなので,合唱といっていいか分からないが)がバランスが悪く,特にテノールが弱い。ミンコフスキ盤と本盤を聴いて,やはりこの曲はOPPでの演奏は困難というのが私の印象である。

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  • ★★★★★ 

    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2009年06月21日

    ’Credo’の’Confiteor’などを、Leonhardt盤と聴き較べると、同じく中世の響きでもLeonhardtがフランドル楽派の合唱ポリフォニーを想起させるのに対して、Kuijken盤はまるでMonteverdiのマドリガーレの世界にいるような錯覚すら覚え、どちらも西洋多声音楽の歴史を眼前に蘇らせる奥深い演奏と思います。もちろん合唱を使用していないことによる、言わずもがなの欲求は色々と感じはしますし、これがロ短調ミサの究極の姿ではないのでしょうが、少なくともこれまでに出た1パート1人のロ短調ミサ演奏で、最も精緻で美しい名演であることは間違いないでしょう。Leonhardtの記念碑的演奏より20数年、La Petite Bandeが未だに世界最高のバッハ演奏団体であることも実感させます。ロ短調ミサを愛する人にとっての必聴盤の一つと思います。

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  • ★★★★★ 

    平手造酒  |  東京都  |  不明  |  2009年05月31日

    ヨーロッパの香りのある、石造りの建物の中にいるような気がします。中庸の美徳とは無縁な意思あるキリエから引き込まれました。素晴らしい演奏です。

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