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ヤナーチェク(1854-1928)

DVD 『利口な女狐の物語』全曲 エンゲル演出、ラッセル・デイヴィス&パリ・オペラ座、ツァラゴワ、ラジライネン、他(2008 ステレオ)

『利口な女狐の物語』全曲 エンゲル演出、ラッセル・デイヴィス&パリ・オペラ座、ツァラゴワ、ラジライネン、他(2008 ステレオ)

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    123  |  京都府  |  不明  |  2018年09月08日

    ファンタスティックでおしゃれな演出。冒頭の子供による生き物たちの擬人化からして可愛らしくてイマジネーション豊か。主人公役も(小狐の時の子役を含め)すばっしっこくチャーミングな女狐のイメージにぴったり。演出上の読み替えも悪くない。終幕で年老いた森番が女狐を懐かしむ場面。森番がすでに「恍惚の人」となっていて、向日葵のお花畑に分け入るところ、作品のテーマである生の一面である老いを効果的に引き出しているようで秀逸。D. R. デイヴィスは現代音楽の専門家として知られているが、近年ではスタンダードな作品やオペラのリリースも多い。明快であるが尖り過ぎない演奏が好ましい。

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    skydog  |  静岡県  |  不明  |  2011年06月13日

    BDのトップページに「PLAY」「BONUS」「TRAILER」しか ボタンがなく、字幕の選択ができません。どなたか「SUBTITLE」の選択方法をご存知でしたら教えて下さい(20年くらい前に購入したマッケラス盤の対訳を参照しながらという訣にもいかないですし・・・・・)。 粗筋を知っているのでそれなりに楽しめましたが、本当に綺麗な舞台です。 子役たちがみんな可愛いのも良いですね。

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    ombredouble  |  東京都  |  不明  |  2009年10月31日

    パリではお馴染みのエンゲルの演出(聞くところではシャトレ版?の手直しとの事だが)と、現代音楽振りのイメージの強いラッセル=デイヴィスの組み合わせが正解の《女狐》.舞台を横切る線路の後ろに一面の向日葵畑がいかにも作り物的な装置、動物に擬態しながら非常に人間的な(あるいみナンセンスな)動きをする歌手たち、そしてそれを思わせ振りな身振りなくさらっと纏めてみせる演出は意外に複雑な視線の交錯を生んで見飽きないし、オーケストラも粗はあるものの洗練された色彩感が美しい明晰な演奏を行い、満足感が大きい.何と言ってもちょっとサテュロス風の顔つきのラジライネンが演じる森番、蠱惑的なツァラゴヴァの女狐に男っぷりが板についた(?)ミヌティッロの雄狐、すっかりキャラクターテノールになったデイヴィッド・キューブラーの校長(彼のアルヴァ役が懐かしい)と役者が揃っており、ドン・ケントの的確な映像編集も相俟って、見所の多い映像となっている.そうしたのちに訪れる大団円でふと浮かび上がってくる幻想性は何とも魅力的で(ネタバレになるので具体的には書かないが)、幸福感に満ちた余韻を残した.ハイトナー/ガロッタ(振付)=マッケラス盤も感銘深い名演だったが(こちらはこちらでパリ管の響きが美しい)、それとは楽しみどころが異なるのもいい.マルターラー=カンブルラン版《カーチャ》、シェロー=ブーレーズ版《死者の家から》と近年優れた映像のリリースが続くが、ヤナーチェクの傑作にまたひとつ名盤が加わったことを喜びたい.

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2009年09月06日

    女狐は本来、とてもエロティックなキャラのはずだが、よくある上演のように着ぐるみを着せられてしまうと、エロティシズムが見えなくなってしまう。半ば人間で半ば動物のような実にセンスのいい衣装が決まった時点で、この上演の成功は決まったようなもの。キャストも魅惑的なほどエロティックなツァラゴワと、新国立の『指輪』のヴォータンでもあるラシライネンが最高の適役。女狐と森番の「愛」が実感できたのは、この演出がはじめてだし、森番が動物たちを追ってヒマワリ畑に消えて行くエンディングもいい。マッケラス指揮、ハイトナー演出のパリ・シャトレ座版は一つの規範となるべき映像だし、2008年サイトウ・キネン・フェスティヴァルでの上演も素晴らしかったが、そのどちらをも凌ぐような出来ばえ。

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     |  広島県  |  不明  |  2009年09月01日

    ヤナーチェックのメルヘン世界をパリ・オペラ座が見事に現出させている。演出もなかなかに気が利いているし、舞台を田舎の鉄路沿いに設定したことは、メルヘンでありながらも劇に一種独特のリアリティを与えるのに成功している。  そして特筆すべきは女狐のエレナ・ツァラゴワだ。容姿も申し分ないし、歌も声もここでの役柄にぴったりだ。  映像も美しく色鮮やか。

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