弦楽四重奏曲第2・3・4番 パシフィカ・クァルテット
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H.N | 不明 | 不明 | 2021年07月23日
カーター流のmetric modulationが大いに楽しめる一枚。ジュリアード盤では個人的にはややぎこちないと感じられた第3番なども、このパシフィカ四重奏団による演奏で聴くと、スコアに書き込まれた圧倒的な情報量に改めて驚くとともに、それらを生きた音楽として見事に再生してみせる演奏者の手腕に脱帽するしかない。カーターの場合、この弦楽四重奏曲第3番の時期以降の作品は、色々なジャンルにおいて少しずつシンプルな作風になっていく。ここに収録されている第4番と、別盤に収録の第5番を順に辿って聴いていけば、例えばハイドンの場合のように、彼の円熟への変遷を窺い知ることができる。適度に残響を伴った音も聴きやすく、お奨めの一枚だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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