『神々の黄昏』全曲 クナッパーツブッシュ&バイロイト、ヴァルナイ、ヴィントガッセン、他(1958 モノラル)(4CD)
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ガリ | 泪橋 | 不明 | 2009年02月16日
58年でやっと理想の指環に出会った気がします。56年はオーケストラの録音が弱いし、57年は熱い表現が素晴らしいがもっと粘りがほしかった。それに比べこの58年盤は大らかで、歌手とオケのバランスもいいと思う。イヤホンで大音量で聴くと、時々(エアチェックの?)チリチリノイズが確認されるが、そこまで気にはならない。ラインへの旅立ちを聞いている時、心底クナが好きでよかったと思った。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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トラトラトラ | 佐賀 | 不明 | 2009年01月31日
きれいでもなく、メリハリもなく、リズムも重く引きずるようで切れがない。愚鈍な演奏。せっかくの歌手たちもマイクから遠く、歌唱の魅力は半減。愚痴りたくなるのも分かります。しかし、よくよく聴いてみると、この演奏スタイルは、ウィーフィルとのラインの旅、葬送行進曲となどとまったく同一ではないですか。つまり、クナは、あの超名演の乗りでニーベルングの指輪全曲を演奏してくれちゃっているわけです。凄い奇跡です。でも、一聴しただけでは、単なる芋演奏です。ゆったりした気分で、ビーフジャーキーみたいな噛めばかむほど味が出るこの演0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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りっく | さいたま | 不明 | 2009年01月11日
確かどこかで読んだところではこの年の公演を終えて、クナは「神も満足してくれるだろう」とかそのような言葉を述べたとか。かつて、アルカディアのCDに抜粋で収められていたこの演奏のもやもやした録音の彼方に聴こえる途轍もない巨大な演奏の影にわくわくしていたものでした。しかし、残念ながら、期待はずれ。確かに録音はライブにしてはいいけど、56年オルフェオ盤より落ちるし、ヴァルナイもクナのテンポの遅さについていけていません。真の名演は56年盤で、57年も58年もその影に過ぎないということがよくわかりました。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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