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バルトーク (1881-1945)

CD バルトーク:管弦楽のための協奏曲、弦チェレ、シベリウス:管弦楽曲集 カラヤン&ベルリン・フィル(2CD)

バルトーク:管弦楽のための協奏曲、弦チェレ、シベリウス:管弦楽曲集 カラヤン&ベルリン・フィル(2CD)

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    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2013年10月30日

    バルトークの名曲「管弦楽のための協奏曲」と「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」はこの作曲家独特の厳しい作風に触れるべく演奏盤もどうしてもそれなりの気風のある指揮者演奏のものを求めがちになりそれはそれである程度・・・いや殆どそれで正解としてハンガリー系指揮者とかブーレーズ、アーノンクール等ちょっと小うるさい指揮者のものを聴いておりました。そこへこのカラヤン/BPOの「弦打チェレ」1960年収録分(タイム@7’16A7’06B7’00C6’42)を偶々聴いて本盤へのレビュー書き込みに到りました。兎に角今まで私が経験していたバルトーク世界ではありません。第1楽章からまぁカラヤンムード一杯と言うかスタートからマイルドソフトな感じであのクール感がありません。実にムーディで次第に高揚して行く過程でのボリューム感もBPOの特性を上手く引き出して華麗ですら感じさせます。第2楽章では特に各楽器群の配置具合を明確に押し出しカラヤンスタイルの徹底を描き第3楽章では例の拍子木が不安を煽る場面でやがてチェレスタも入って来るわけですが静と動の対比具合・精妙さはカラヤンならではといったところですね。他のカラヤン盤レビューでも絶えず触れているのですが彼の独墺系以外の作品に対する巧さは他の独墺系指揮者ではその才能たるや及ばない処でしょう。最終楽章は走りは舞曲風に活発な動きでテンポアップしますが後段第1楽章のテーマを重く引っ掛けチェロソロを経てチェレスタもゆっくり動員して綺麗に仕上げられます。カラヤンの旋律の扱い方にもよるのでしょう、大変分かり易い演奏でありました。彼にはこの「弦打チェレ」録音が他にもありそれは1948年PHO(モノラル、タイム@7’47A6’52B6’41C6’53)及び1969年BPO(同@8’20A7’13B8’11C7’34)であります。なお、本盤併録のBPOとの1974年収録「管弦楽のための協奏曲」(同@9’51A6’50B8’08C4’21D9’22)は聴いておりませんがカラヤンの緻密で彫りの深い表現とBPOの壮絶ともいえる響きからも中々評判は良いようです。シベリウスの管弦楽は1976年録音の「トゥオネラの白鳥」(同8’33)、交響詩「エン・サガ(伝説)」(同18’24)、交響詩「タピオラ」(同19’24)、交響詩「フィンランディア」(同9’46)、1980年録音「悲しきワルツ」(同6’00)、1981年録音「カレリア」組曲(同4’02+7’29+5’01)といった内容で何れも北欧情緒とは異なりますが昔からシベリウスを得意として来ただけあって多少外面的ではあっても素晴らしい各演奏であります。夫々シベリウス世界をたっぷり堪能出来特にカラヤンの語り上手は小難しい事抜きにすればこういった類いの曲へもドイツ色からは抜ききれなくても汎用的な適性を示せた指揮者であった事をつくづく思いました。カラヤンによる他演奏も各曲かなりありますが代表として「フィンランディア」について見ますと1952年PHO(モノラル、同8’59)、1953年トリノRSO(ライブ、モノラル、同8’28)、1959年PHO(同8’59)、1964年BPO(同9’33)、1984年BPO(同9’30)等が挙げられましょう。本盤一部未聴曲がありますので★一つ保留させて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)。 

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    版画利案  |  埼玉県  |  不明  |  2013年08月13日

    カラヤンのバルトーク。前衛的、実験的な演奏はやめてこの2曲のバルトークをロマン的音楽と割り切った上で細部まで綿密に演奏しています。それが「カラヤンのバルトーク?」と言う問いに対する答えです。お勧めします。オケコンも弦チェレも乱雑な演奏でない新鮮なバルトーク像を作っています。 シベリウスはバルトーク以上にロマンチック。深い味わいの孤独や自然と言うものが描かれます。

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