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CD シゲティ/協奏曲ライヴ集(2CD)

シゲティ/協奏曲ライヴ集(2CD)

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    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2014年12月15日

    強烈な個性がぶつかり合うベルクを筆頭に、名演が綺羅星のように並ぶ。こんな値段で買っていいのだろうか。

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  • ★★★★☆ 

    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2013年05月29日

    Nantsuさんのいわれるように一番の聞き物はベルクに違いない。ウィーン風の甘美さの代わりにハンガリー的な厳しさというか、もう、例のかすれ気味の音のせいもあって、神経が露出したような演奏にミトロプーロスが畳み掛ける。美術でいえばココシュカとかシーレとかの世紀末的な表現主義に通じる(そういえばココシュカはこの曲を捧げられた「天使」の母アルマの不倫相手だったっけ)。これだけなら文句なく星5つ。他の曲で面白いのはメンデルスゾーン。甘味や優美のかけらもなく、今時小学生だって弾いてしまうこの曲をごしごしと弾くんだけれど、何処か切ない(ただ下手としか聞けない人もいるでしょうね)。ベートーベンもいいが、ワルター(素晴らしいオケ)との演奏を凌ぐとはいえない。音はいいとはいえないが、この手のライブとしてはま、許容範囲か。これがいやなら(脳内補正能力がないなら?)最初から聞かなければいい。

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  • ★★★★★ 

    Nantsu  |  鹿児島県  |  不明  |  2011年11月02日

    終戦の年に行われた、ベルクのヴァイオリン協奏曲のライヴが凄まじい。 痛切なシゲティの表現もさることながら、ミトロプーロスの狂気をはらんだ、苦悶で身もよじれんばかりの指揮ぶりに圧倒された。 そもそもこのCDを買ったのは、もともとシゲティのファンだったことと、シゲティの峻列さにミトロプーロスの狂気(失礼かな...?)とが、この<死>をテーマにした作品と非常に相性がいいのではないか、と予想したからだ。 結果はまさに期待どおり、濃厚で、ほの暗く、深刻そのものの表現に、この曲の演奏は斯くあるべし、と見せつけられたような具合だった。 そのほかの演奏も、その組み合わせと曲目から言っても、どれも注目に値するようなものだが、まだしっかりと聴けていない。

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