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マーラー(1860-1911)

CD マーラー:交響曲第6番、R.シュトラウス:メタモルフォーゼン バルビローリ&ニュー・フィルハーモニア管(2CD)

マーラー:交響曲第6番、R.シュトラウス:メタモルフォーゼン バルビローリ&ニュー・フィルハーモニア管(2CD)

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    現代ハイエンドを見限った男  |  不明  |  不明  |  2013年12月08日

    ちなみに本演奏の英本国最初期アナログ盤(セミサークル・レーベルのASD)は、第2楽章がスケルツォ、第3楽章がアンダンテとして収録されております。SACDはその最初期盤を倣ったものと言えるでしょう。価格は確かにCDとしては高価ですが、アナログ最初期盤の比ではありません。 パッケージングには多々問題はありますが、この超名演を手軽に高音質で楽しめるのですからありがたいものです。え?もう絶版!?残念・・・

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    Muumin  |  兵庫県  |  不明  |  2013年03月01日

    素晴らしい演奏、著しい音質改善、嬉しい限りです。よくぞ単層SACD化して下さいました。ただし、2楽章3楽章の順番が指揮者の意向では2楽章アンダンテ、3楽章スケルツォなのに、(メーカーの判断で)本盤に限り通常スタイルに入れ替えられたのは理解に苦しみます。しかもコメントなし。名演奏なればこそ、演奏者には敬意を払って欲しいものです。購入者はその演奏者の信奉者なのですから。また、80分余りなので1枚に収録可能なはず。キャンペーンのアンケートに自由コメント欄が無く、前述の意見やSACD化希望アルバムを発信出来ません。メーカーさんのセンスが音質と同様に改善される事を祈ります。楽章順を復元した1枚盤が出たら、迷わず買い直しますよ。

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    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年12月22日

     『悲劇的』というタイトルのいらない唯一の1枚。つまり,タイトルなしでも“悲劇的”と感じさせてくれるということ。この演奏が存在しなければ,バーンスタインの新盤が最も“悲劇的”な演奏だろうか…。ところが,この演奏を聴いた後では,それも“エネルギッシュな”名演と化してしまう。カラヤン盤は“耽美的”に,M.T.トーマス盤は“機能的”に…聴こえてしまう…。  この冒頭の低弦の刻みはどうだろう…! 他の演奏から聴き取れるものと明らかに違う。バーンスタイン盤からは,悲劇に立ち向かおうとする確固たる歩みが聴き取れ,カラヤン盤からは,これから押し寄せる悲劇を半ば楽しみに待つかのような軽やかささえ感じられ,M.T.トーマス盤からは,これからの悲劇に備えた準備体操のような聴こえ方もしてきてしまう…。他の名演奏たちの冒頭を一刀両断にしてしまうほどの力を,この演奏の冒頭はもっている。苦しみもがきながらも前進していく…そんな姿ではなく,徐々に膝から崩れ落ちていく様を描いているようだ。その後は,一度も立ち上がれることなく,ずっとうつ伏せに倒れたままで曲が進行していく。せめて…と,四つん這いになろうとしても,すぐに叩きのめされる。  バーンスタインの9番同様,聴き通すのにかなり精神力が必要な演奏ですが,これ以上の第6番『悲劇的』は,私の中では存在しません。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年12月02日

    バルビローリは、どちらかと言えば北欧音楽や英国音楽を得意のレパートリーとした指揮者として広く知られているが、マーラーの交響曲についてもコンサートで頻繁に採り上げるとともに、ライヴ録音などを含めると相当数の録音を遺しているところである。交響曲第6番についても複数の録音が遺されており、ベルリン・フィルとの演奏(1966年(ライヴ録音))、そしてニュー・フィルハーモニア管弦楽団との演奏(1967年(ライヴ録音及びスタジオ録音(本盤)の2種))の3種の録音が存在している。今後も、更に録音が発掘される可能性は否定できないが、これら3種の録音はいずれ劣らぬ名演であると言える。この中で、1966年ライヴ録音盤と1967年ライヴ録音盤は、オーケストラがベルリン・フィルとニュー・フィルハーモニア管弦楽団の違いがあるものの、演奏全体の造型やテンポ、そしてアグレッシブな豪演などと言った点においてはほぼ共通するものがあると言える。これに対して、本演奏は、バルビローリにとっても同曲の唯一のスタジオ録音ということもあるが、これらの2種のライヴ録音とは、その演奏の性格が大きく異なっているところだ。そもそもテンポが大幅に遅くなっている。トータルの時間でも10分以上の遅くなっているのは、前述のライヴ録音盤がいずれも約73分であることに鑑みれば、大幅なスローダウンと言えるだろう。それだけに、本演奏におけるバルビローリの感情移入の度合いには尋常ならざるものがあると言える。バーンスタインやテンシュテットなどに代表されるドラマティックな演奏や、はたまたブーレーズなどによる純音楽に徹した演奏などとは異なり、滋味豊かな情感に満ち溢れるとともに、粘着質とも言うべき濃厚な表情づけが特徴であると言える。ここぞという時のトゥッティにおける強靭な迫力にもいささかも不足はないが、そのような箇所においても独特の懐の深さが感じられるのが、バルビローリによるマーラー演奏の性格をより決定づけているとも言えるだろう。本演奏でもかかるアプローチは健在であり、ゆったりとしたテンポによるこれほどまでの濃厚で心を込め抜いた演奏は、かのバーンスタイン&ウィーン・フィルによる超名演(1988年)ですらすっきりとした見通しの良い演奏に感じさせるほどであり、聴き終えた後の充足感には曰く言い難いものがあると言える。なお、バルビローリは、近年ではマーラーの最終的な決定を尊重するという意味で主流になりつつあるが、当時としては珍しい、スケルツォ楽章(第2楽章)とアンダンテ楽章(第3楽章)を入れ替えるバージョンで、1966年ライヴ録音盤と1967年ライヴ録音盤では演奏を行っていたが、本演奏では従来どおりの入れ替えないバージョンで演奏を行っているのは実に興味深いと言えるところだ。また、バルビローリの濃厚で粘着質な指揮に、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団も必死で喰らいつき、持ち得る実力を十二分に発揮した渾身の名演奏を展開しているのも素晴らしい。いずれにしても、本演奏は、バルビローリの同曲への深い愛着と思い入れを感じることが可能な入魂の名演と高く評価したいと考える。併録のメタモルフォーゼンも、いわゆるバルビローリ節が全開の名演であり、各フレーズを心を込めて情感豊かに感動的に歌い上げているのが素晴らしい。ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の弦楽合奏の卓越した技量も大いに賞賛したいと考える。音質は、1967年のEMIによるスタジオ録音であり、従来盤については今一つ冴えない音質であったと言えるが、ARTリマスタリングが行われたことによって、若干ではあるが音質改善が見られたように思われるところだ。ところが、今般、シングルレイヤーによるSACD盤が発売されるに及んで大変驚いた。音質の鮮明さ、音圧、音場の幅広さのどれをとっても、これまでの既発CDとは段違いの素晴らしさであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、バルビローリによる至高の超名演を超高音質のシングルレイヤーによるSACD盤で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

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    トロ  |  不明  |  不明  |  2012年11月09日

    歴史的名盤の音質改善を賞賛のみしたいところ。しかし、2楽章3楽章の順番が指揮者の意向であるアンダンテ、スケルツォとなっていないのは杜撰極まる。解説書で楽章順の問題に触れながら、執筆者も気にしていないのであろうか。2008年EMI原盤では、2アンダンテ 3スケルツォとされ、バルビローリの発言もライナーに記載されている。これでは演奏家へ失礼だ。それから、2枚組ケースに、今では殆どお目にかからない嵩張る厚手ケースを使用しているのは、豪華な装丁になると勘違いしているのだろうか。読み応えのある解説もあった東芝時代と違って、薄手の簡単解説の収納だけなら、場所の取らないスリムケースで良いと思うが。このシリーズの他盤にも書いていて恐縮だが、商売で値段は安くできぬなら、せめて名演奏、高音質、高価格に見合った商品造りをして頂きたい。

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    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  2012年10月23日

    高校生の頃、ベルリンフィルを振った9番(東芝盤LP)を聴いてとてつもなく感動し、その後5番を聴いて感心し、そしてこの6番を聴いて(悪い意味で)仰天した。何だこの冒頭の遅さは!以来、この6番だけはどうしてもだめだった(同じバルビの遅いテンポでもシベリウス・3番あたりだと馴染めたのだけれども)。しかしその後、少々歳を取ってから、英オリジナルアナログ盤を入手できたので聴いてみると、その高音低音とも余裕ある分離の素晴らしく良い音質ゆえか、素直に耳に入るようになった。すると演奏内容にも、こちらの臓物が引き裂かれんばかりのパッションを感じ取れるようになり、一気に私の中で(タイプは違うが)カラヤン盤と双璧となった。その名盤がSACDになり、本当に驚くべきことに、英オリジナルアナログ盤と同様の音を出すようになったのである。これはシングルレイヤーということもあるのだろうか、同じEMIから出ている9番やエソテリックから出ている5番と比べてもまた一段とオリジナルに近い音質であるように思える。東芝国内盤LPや通常CDでは絶対に得られなかった「臓物引き裂かれ」が久々にやってきた。ふるえました。

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    murr  |  東京都  |  不明  |  2012年08月23日

    文句なしのベスト版と思います。他の方のご意見のとおり、第1楽章の出だしから引き込まれ、第4楽章まですばらしいバランスと響きです。 なかなか6番は納得できる演奏が無かったのですが、この演奏はそれまで持っていた欲求不満を全て満たしてくれました。

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    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2012年02月08日

    第1楽章は、こうでなければならないという強い説得力に満ち溢れています。自然、聴き手はのめり込んでしまいます。敬愛するバルビローリ卿渾身の「悲劇的」です。終楽章の途方もないスケールと見事なまでの表現力はただただ感服するばかりです。勿論、アンダンテ・モデラートの耽美的な美しさも筆舌に尽くしがたいものがあります。併録の「メタモルフォーゼン」はこの曲の最も悲しみに満ちた演奏でしょう。

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    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2011年08月09日

    小生の持っているのは実はこの盤ではなく、「英雄の生涯」がアタマにつけられた2枚組というもの。しかしこの6番はまさしく「悲劇的」というタイトルがひしひしと伝わってくる。。知人いわく、他の指揮者の6番は「追い立てられる」感じがするが、バルビ盤は「押しつぶされてしまう」ような感じがする、とのこと。言い得て妙、の感じだ。特に4楽章の素晴らしさ!4楽章の演奏時間だけなら、シノ−ポリやテンシュテットの方がかかっているようが、バルビ盤はそれ以上の感じがする。出だしのティンパニのあの遅い叩き方!素晴らしい!これでなければ・・・。この遅さでなければ!他の演奏もたくさん持っているが、これ以上のものはない!録音技術が進歩し、ごまかしや、作り物の多い中で、こうした本物こそが、見直されなければならない、と感じるのは小生だけだろうか?文句なしの満点!★10000個でも惜しくないわ!

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    guinness  |  kawasaki  |  不明  |  2008年12月03日

    バルビローリの解釈は粘っこく、テンポも異常に遅い。 ただ聴き終わった後の感銘は他のどの盤よりも深い。カラヤンの解釈も素晴らしいが、これはその対極のものであろうか。ニュー・フィルハーモニア管もバルビローリの解釈に懸命に付いていて好演である。 余白のメタモルフォーゼンも素晴らしい演奏だ。

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