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マーラー(1860-1911)

CD 『さすらう若人の歌』、他 F.-ディースカウ、フルトヴェングラー&フィルハーモニア管

『さすらう若人の歌』、他 F.-ディースカウ、フルトヴェングラー&フィルハーモニア管

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    eroicka  |  不明  |  不明  |  2011年11月22日

    この曲はこの一枚に尽きるといえる演奏だ。フルヴェンファンとしてはもっと狂気にのたうち回るような演奏も聴きたいが、長く聴かれるべきレコード録音である以上、これぐらいの端正さが程よいだろう。言うまでもなく、この曲は、マーラー自身の若い時代の不遇や失恋の苦い思いを、シューベルト的な旋律のリートに凝縮させた作品で、後に交響曲第一番を生みだしていく。FDは端正な歌唱と考え抜かれた語り口でシューベルトやシューマンに連なるドイツ歌曲の系譜上にあるこの作品を丁寧に歌いこみ、フルヴェンの指揮も(でしゃばり過ぎぬ程度の)雄弁さが素晴しい。個人的にも思春期には友とした一枚の一つだ(尤も、もう若くないので最近は聴くことが少なくなったが)。マーラーの青春の蹉跌FDの録音の多さは他の評者がご指摘なのでここでは触れないが、ちなみに晩年のフルヴェンが唯一取り上げたマーラーはこの1曲だけで、録音もこのEMIによるもの以外は、FDとのザルツブルクライヴと、ウィーンでのペルとのライヴが残っているぐらいだ。FDの歌唱によって、距離を置いていたマーラーをフルヴェンは見直したそうで、フルヴェンが生きていたら、ひょっとしたら交響曲の録音にも手をつけていたかも知れない。ケンペの「kindertotenlieder」も忘れてはならない。ドイツレクイエムやブラームスの交響曲と同じ時期の録音で、これもFDのみなあず、表現意欲の高い当時のケンペの指揮をじっくり聴いてほしい。

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    まさやん  |  大阪府  |  不明  |  2009年08月05日

    F=ディースカウの「さすらう若人の歌」は当盤以外に、51年フルトヴェングラー、54年アッカーマン、57年シューリヒト、50年代セル、60年クレツキ、68年バーンスタイン、68年クーベリック、70年エンゲル、78年と89年バレンボイム、89年サヴァリッシュ等の録音が有りますが、申すまでもなくこの演奏が空前絶後の名演でしょう。誰もレビューを書かないので敢えて書きました。

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