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ロッシーニ(1792-1868)

DVD 『試金石』全曲 バルベリオ、ソラン演出、スピノージ指揮アンサンブル・マテウス、プリーナ(2DVD)

『試金石』全曲 バルベリオ、ソラン演出、スピノージ指揮アンサンブル・マテウス、プリーナ(2DVD)

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    老マニア  |  東京都  |  不明  |  2011年06月02日

     日本では上演される機会が滅多にない「試金石」が、マドリド王立歌劇場盤に続いてシャトレ座で収録されたビデオが相次いで発売され、渇が癒された感があるが、本作は斬新さと個性的なところがウリと言って良さそう。舞台は、家や動植物のミニチュアや小動物などと登場人物とを別々のカメラで撮って合成し、舞台上のスクリーンに投射しながら進めるというユニークなもので、人が平気で池の中を歩けたり、カレーライスを食べている皿の端に人がポンと乗る、などの場面には思わず目を惹きつけられ、会場から笑いを誘ってもいるが、ただこうした表現法が、ドラマの進行とマッチしているのかには些か疑問が持たれた。つまりロッシーニが本来描こうとしたであろうストーリーは、舞台上の変化に目を奪われるうちに何処かに行ってしまい姿が見えなくなってしまう。もとより制作者側の意図も其処にはなく、もしかすると人はいろいろな形で試されるもの、というテーマにすり替わっているのかも知れない。活力に溢れ颯爽としたスピノージの音楽に乗って、ブリーナ(クラリーチェ)やフランソワ・リス(伯爵)など古楽系の歌手達の生き生きとした歌唱が聴けるが、わけても新国立でスザンナを歌うはずだったラウラ・ジョルダーノの良く伸びる声と容姿がチャーミングであった。

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