オーケストラ作品集 ハンドリー&ロイヤル・フィル(6CD)
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鯖太郎 | 大阪 | 不明 | 2007年12月05日
グランヴィル・バントック。大作曲家である。その音楽の親しみやすさは、おそらくエルガー以上。加えて、みずみずしい霊感に満ちた幻想味は、英国作曲家の中でも異彩を放っている。ただ、惜しむらくは構成力が弱い。和声も単調だ。ゆえに、指揮者には、逆にその弱さを補うアプローチを期待したい所。しかし、このセットは、バントックらしさを出そうとして、(ストリーム調の録音も含め、)叙情的な表現に終始した結果、どこを聴いても同じという金太郎飴状態に陥ってしまった。残念だ。ただ、作品をこれだけまとめられた意義は大きい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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