ushio  |  東京都  |  不明  |  2010年12月22日

「エロイカ」は、昔ながらの手を加えた演奏（金管パートを補強）だが、それにしても素晴らしい響きである。当たり前だが、「近衛版」ではない。シュヒターに鍛えられたN響と、壮年期の朝比奈。ナイスカップル。朝比奈とNHK（放送局）との気まずい関係、N響の外国人指揮者偏重が、返す返すも残念。N響にはサヴァリッシュ、スウィトナー、シュタイン、カイルベルト・・・などなどたくさんの名匠・名職人が来たが、芸術的高さで朝比奈に匹敵したのはマタチッチただ独りだったと思う。それほど朝比奈は素晴らしかった。彼のベートーヴェン解釈は、ドイツの大御所批評家シュトッケンシュミットのお墨付きである（BPO定期、「４番」）。朝比奈はN響のシーズン最期を「１番」と「エロイカ」で飾る予定だったが、前年の暮れに亡くなった。残念至極。ドイツの名匠ハインツ・ワルベルクが朝比奈追悼を振ったことを書いておく。 「運命」は、クナがデジタルで蘇ったような名演だ。ヤルヴィだのラトルだのは、なんであんな軽音楽まがいの演奏しかできないのか！作曲者への敬意に欠けるのではないか。 くだらない新譜はテスト盤で済ませて、朝比奈を聴くべき。

 

おっさん  |  京都府  |  不明  |  2010年07月27日

運命を聞いて度肝を抜かれた。こんな運命今時だれが聞かしてくれるだろうか。スケールが大きく、しかも熱い。。クライバーとは全く対極となる演奏様式だが、演奏自体の評価も対極となり得ると思う。マエストロ朝比奈＆ベルリンフィルのベートーヴェンを本当に聞きたかった。

 

フィデリオ  |  神奈川　藤沢  |  不明  |  2008年06月22日

４年前に発売前のフライング・レビューを書いておきながら、実はＣＤは最近ようやく買った（ＨＭＶ渋谷で）。買わない理由だった録音の状態は、意外！と良い。これがあのＮＨＫホールか？と思えるくらいに腰が据わり、音の厚みも十分、また音の輪郭がはっきりしている。実演で聴いてもう１０年経つが、また思い出に遺る録音を入手できて満足している。

 

samuel  |  California  |  不明  |  2007年07月22日

Everything on this set was from very good to exceptional.

 

二条  |  鳥部野  |  不明  |  2005年07月14日

とにかくこの英雄は名演だと思う。知り合いのレコード店でかけてもらっていたら、多くの人が「これ誰の演奏ですか？」と訊いてきた。店主が答えると、「この時代から凄い演奏をしていたんだなあ」とそのまま買っていく人も。壮年期の朝比奈の再評価を迫る演奏である。

 

部凛汰  |  石川  |  不明  |  2004年04月29日

英雄が名演。還暦を迎える前の朝比奈の熱気がＮ響に伝わり、両者の相乗効果で熱い音楽が築き上げられる。もちろん、４，５，７番の立派さもすばらしい。

 

帰ってきたぶらいあん  |  不明  |  2004年03月28日

5番はブル8とならぶＮ響との伝説の名演。大フィルをうわまわる熱気と厚みに感動する。楽員も全面的に共感している様子が伝わってくる。

 

heybrook  |  Los Angeles, U.S.A.  |  不明  |  2004年03月23日

I really enjoyed Maestro Asahina’s Old German School interpretation of Beethoven. NHK musicians demonstrate their dedication to music making. I never heard any orchestra played with such commitment. All in all a world class performance.

 

ハービー  |  群馬  |  不明  |  2004年03月23日

クラシック音楽を聴き始めた頃僕はカラヤンを中心に聞いていた。そんな頃、N響アワーで朝比奈さんの運命を聞いて、ショックだった。凄い！今までには無い感動を体験した。朝比奈さんが他界して早や３年。日本のメディアはもっと、日本人の演奏家を取り上げるべきだ。朝比奈さんの還暦近くだった頃の演奏は、今でも充分通用する演奏なのに。当時の評価は低く過ぎる。

 

メッテル  |  ロシア→アメリカ  |  不明  |  2004年02月16日

遂に出ますね。しかし！しかし！しかし！何で８６年４月２６日、ヴァントの代役で振った第9が入ってないのぉ？？

 

フィデリオ  |  神奈川　藤沢  |  不明  |  2004年01月27日

第４、５、７番は実演で聞いた（日付からして、まさに今回の演奏そのもの）。４、７番は、４番のみＮ響アワーで放映されたが、演奏の気迫は７番が断然上だった。朝比奈の老体が壊れるのではないかと思うくらいの激しさで始まった５番も秀演。いずれにしても、発売が楽しみです。