リコーダー・ソナタ集 パメラ・トービー、リチャード・エガー
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ムーミン・パパ | 岩手県 | 不明 | 2010年04月25日
このところヘンデルのリコーダーソナタを何枚か購入して集中的に聴いている(その点ではHMVにずいぶん貢献した)。SACDでは意外なことにオーバーリンガー,テル・スヘヘットなどのものしか見あたらない。この人の場合,前二者に比べると相当レベルが落ちる。聴いた途端に一流のプロの水準ではないということがすぐに分かってしまうのだ。装飾音が多すぎる点に文句をつける気はさらさらないが,それが曲の魅力を高めることに貢献していなければ,毎回聞かされるこちらにはたまらない。それは技巧的にぎりぎりのところで演奏しているために全体を見渡して装飾するという余裕がないのが原因ではないだろうか。共演のイーガーも最近は多くの録音を手がけているが,どうして人気があるのか私にはよく分からない。音楽への踏み込みがいつも浅いのだ。このアルバムに入っている「調子のよい鍛冶屋」を含む「ハープシコード組曲ホ長調」を聴けば水準以上のものでないことが分かる。録音もモノ的な音で空間の広がりが感じられない。音質を売り物としているリンのものとしては残念な出来だ。上記の二人のものが演奏も録音も素晴らしいだけに余計に見劣りするのだ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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SA | 宮城 | 不明 | 2007年08月21日
アルトリコーダーの音色である。このディスクを聴くとき誰でも小学生の頃習った、ソプラノリコーダーを思い出すはずである。私はたまたまアルトリコーダーも練習していたのであるが、技巧はもとより、このような美しい音は出せていなかったと、十数年前の記憶を辿っても断言できる。ハープシコードのシンプルな伴奏に弾むような楽しくなる演奏に思わず引き込まれてしまった。SACDの録音も素晴らしい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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