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ワーグナー(1813-1883)

CD 『パルジファル』全曲 クナッパーツブッシュ&バイロイト、ヴィントガッセン、メードル、ロンドン、他(1951 モノラル)(4CD)

『パルジファル』全曲 クナッパーツブッシュ&バイロイト、ヴィントガッセン、メードル、ロンドン、他(1951 モノラル)(4CD)

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2013年03月20日

    クナは、戦後音楽祭が再開された51年から64年まで毎年のようにバイロイトで演奏し、その録音も残っているが、その中でもこの51年の演奏が指揮も歌唱も白眉のものといわれている。後年のPhilipsのステレオライヴ盤よりかなりテンポが遅いが、好調時のクナらしい悪魔的な呪縛感や蠢く黒い情動のうねりが冴え、月並みながらさすがといわざるをえない。好不調の落差が大きく好悪の分かれるクナだが、真骨頂を知るには最適の名盤だ。LPで正規ルートで発売された音源だけに、モノラルでも十分に鑑賞に値する音質だ。

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  • ★★★★★ 

    悪代官  |  東京都  |  不明  |  2010年02月02日

    まず何と言っても、歌手陣が素晴らしい。 ウインドガッセンのパルシファルは、猛々しさとは程遠いものの、爽快な力強さがあります。彼の声を聴けば、「猛々しさ」がパルシファルの必須条件では無いことがよく判ると思います。ウェーバー独特の甘いバスもしびれます。個人的にはウェーバーとメードルの声に最も惹かれました。 購入時に最も心配だったのが(ダメな時はとことんダメな)クナッパーツブッシュ…。 全くの杞憂でした。他の方々もコメントされていましたが、(複数公演の切り貼りとは言え)最初から最後まで緊張感漲り聴くものを(ワーグナー独特の)音楽の波に飲み込んで離さない演奏を堪能できます。CD4枚モノですが、次のCDが早く聴きたいと思うほど、音楽の魅力に翻弄されます。 あとクナッパーツブッシュは実演に限る、ということを再認識しました。このCDでももちろん堪能できますが、彼独特の音楽の躍動感、クライマックスへの持ちこみ方等などが、彼のスタジオ録音では明らかに欠落しています(それでも、昨今の平凡な指揮者より良い場合も多いですが…)。 録音も秀逸です。モノラル・ステレオ云々なんて全く問題にならないと思います。

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  • ★★★★★ 

    tama  |  Vancouver  |  不明  |  2008年09月25日

     戦後バイロイトの始まりでありクナとヴィーラントとの共闘(?)の始まりでもある。  わたしはクナの「パルジファル」はすべての音源を聴いているが、この音楽が一番クナが緊張して弛緩なく音楽を造っていると感じる。たしかに、1962年の録音もバイロイトの御大のすばらしさがあるが、この演奏に漲る集中力の持続性は後年の音楽では「こなし」や演奏の部分的な気合いの入れようが違うし、1964年はあきらかに指揮者の体調が著しく悪化している印象を否めない。  

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  • ★★★★★ 

    ゴロンロネ  |  京都府  |  不明  |  2008年01月29日

    安易な手放しの賛辞は私は嫌いなのですが、たしかにこのクナッパーツブッシュ指揮によるパルジファルに非難の余地などないように思われます。歌手のレベルは戦前などと比べて最善とは言い難いが、リングなどに比べて劇的起伏のきわめて少ないこの音楽をここまでの緊張感をずっと維持したまま耳を捉えて離さないなど凡芸ではないでしょう。この演奏ではじめて指揮芸術の真の至難さ、集中力、体力勝負などといった面を気づかされます。これを毎年バイロイトで振り切ったクナッパーツブッシュという人間にも驚嘆ですね

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  • ★★★★★ 

    たか  |  東京  |  不明  |  2007年10月26日

    このような世紀の名盤が入手困難とは....ステレオ再録よりはるかに優れた演奏なのに....かくて良貨は駆逐されるのだろうか? モノラルだが音質は十分鑑賞に耐えうる。ライブ録音嫌いのカルショーが珍しく担当しているのもバイロイトの戦後再開が大イベントだったからだろう。(単にEMIのレッグに対抗しただけかもしれないが)。数回の公演のベスト部分をつないだとされるだけあってライブとは思えない完成度だ。

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  • ★★★★★ 

    独居人  |  TKO  |  不明  |  2007年03月11日

    冒頭から荘厳な雰囲気に支配され、最後まで緊張感を持続させている。正しく音楽のマジックがここには見出せる。フィナーレの合唱では寄せては返す波のように、うねりを持ちながらクライマックスを迎えている。ワーグナーの霊が支配している。

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  • ★★★★★ 

    かずちゃん  |  世田谷  |  不明  |  2007年01月07日

    できればGOLDEN MELODRAMを望んでいましたが。しかし、デッカの技術は素晴らしい。 低価格でクナの演奏を聞けるなんて。ひっとすると62年より好きかも。にしてもウーデ素晴らしい。

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  • ★★★☆☆ 

    Harutoshi  |  Oxford  |  不明  |  2006年03月28日

    全体を通して率直に評価すると、緊張感の持続性、間の採り方、バランス、安定性、録音、等の点で、やはり1962年のフィリップス盤の方が優越しているのではないかと思う。こちらは、部分的には良い箇所も見受けられるが、芝居がかっていて、自然さや雄大さを損ねている感がある。クナのパルシファルの参考盤としての位置付けであろう。また、こちらを評価する向きには、意外性や、経済性の面での評価も加味している部分もあるのではないか。

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  • ★★★★★ 

    たか  |  東京  |  不明  |  2005年10月28日

    演奏は最高です。グルマネンツはウエーバーに限ります。でもこのテルデック盤はCEDER化してあって音がちょっと変です。以前ロンドンが出していた国内盤の方が良い音でした。残念。これならQuadromaniaの方が素直な音かもしれません。また、三幕だけですがM&A1067も大変素晴らしい演奏なので要チェックです。

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  • ★★★★☆ 

    ワグネリアン  |  神奈川県  |  不明  |  2005年10月04日

    いまさらコメントする必要のない名演。とは言えモノラルで聴く4時間超の大作…かなり熱いワ−グナ−好きでないと気力、体力ともに持たないことを付け加えておきます(笑)

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  • ★★★★★ 

    マーラー狂  |  福岡県筑紫野市美しが  |  不明  |  2005年09月18日

    パリジファルはワーグナーの作品の中では余り知られてないようです。しかもこのような名演奏はもっと多くの方々に聴いて戴くべきと思います。  しかしこのCDのように安さがなければ価値は半減するかもしれません。もっと普及されてよい名盤だと思います。  この曲を聴いて幸せになろう。

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  • ★★★★★ 

    Jin  |  横浜市  |  不明  |  2005年09月10日

    1951年に収録されたライブとは思えないほどデッカの録音はすごい。ジョン・カルショーの手記(ニーベルングの指環)にも記載されているが、このパルシファルのバイロイトでの録音は、2回のゲネプロと4−5回の演奏を収録したうえで編集されているので、同年の神々の黄昏に比べて非常に質の高い演奏になっている。35年以上ワーグナーを聴いているが、演奏の素晴らしさは屈指のものです。さらに、この安さ!

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  • ★★★★★ 

    karajan fan  |  sapporo  |  不明  |  2005年06月03日

    当時のデッカの録音技術の高さを顕著にしている秀作と感じる。これは「神々の黄昏」にも言える事であるが、昭和26年当時の劇場録音としては驚きの他無い。戦後初、クナにとっても30年余りの久々のバイロイトだけあってか、熱のこもった、そして入魂された演奏は、今後終生続くバイロイトでの名演の中でも傑出していると言える。内に秘めた情熱は決してその音楽を歪めず、終始理性と格調をもって演奏されている。

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  • ★★★★★ 

    Waldvogel  |  Neu Schwanstein  |  不明  |  2004年10月29日

    騙されたと思って買ってみました。粗探しをすればキリがありませんが、ショルティーのRINGでしかWindgassenを知らない私としては、若い頃の彼の声を聞けて「なるほど、フムフム」と聴き入ってしまいました。ロンドンも立派。

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  • ★★★★★ 

    ひらかな  |  兵庫県  |  不明  |  2004年10月11日

    あまりの安さにつられて買ったのですが、大変な掘り出し物でした。30年ぶりに全曲を聴いてみて、聖杯の儀式にはバッハのマタイが投影されていると感じました。オペラをCDで聴く習慣のないぼくが3日間で一気に聴き終えたのですから、よほどすぐれた演奏なのでしょう。音質は半世紀前の録音ということを忘れさせるほど鮮明で、十分楽しめます。

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