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ワーグナー(1813-1883)

CD 『パルジファル』全曲 クナッパーツブッシュ&バイロイト、ヴィントガッセン、メードル、ホッター、他(1954 モノラル)(4CD)

『パルジファル』全曲 クナッパーツブッシュ&バイロイト、ヴィントガッセン、メードル、ホッター、他(1954 モノラル)(4CD)

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    あらいぐま  |  兵庫県  |  不明  |  2010年03月02日

    1951年盤や1962年盤だけを聞いていては分からない、クナッパーツブッシュのすごい「パルジファル」が聞ける。歌手陣も素晴らしいが、クナッパーツブッシュの管弦楽はリアリティがあり、凄まじい力で「パルジファル」を表現してしまう。クナッパーツブッシュは1953年、ヴィーラント・ワーグナーの演出を嫌ってバイロイトに出演しなかったが、1954年に復活したときには、かなりの気迫がこもっていたのだろう。第1幕から、「パルジファル」の表現は素晴らしいとしか云いようがない。 そしてクナッパーツブッシュは、ヴィントガッセンとメードルというふたりのワーグナー歌手の力を借りて、第2幕で「パルジファル」というオペラの本質を明らかにしてゆく。「パルジファル」で描かれているのは、ニーチェが云うような単なる通俗な聖人伝説ではないのだ。人間の根元的な欲望である性欲が呪われた物になる深刻さがこれほど真に迫った演奏録音は他にはない。「パルジファル」の本質、それはクンドリーの悲劇だということをクナッパーツブッシュのこの1954年盤は知らしめてくれる。 sの悲劇が第3幕の「聖金曜日の音楽」で浄化されてゆくさまは見事だ。管弦楽もじっくりと、しかも自然に内から湧き起こる感動的な音楽を聞かせてくれる。希有な感動的な体験を、この1954年盤第3幕はもたらしてくれる。グルネマンツにしては、当時まだ若々しかったヨーゼフ・グラインドルの名唱も光る。 第1幕と第3幕、ハンス・ホッターのアンフォルタスは少し違和感があるものの、その嘆きの深さと苦悶の表情は鬼気迫るような迫力がある。 クナッパーツブッシュの「パルジファル」は、13種類の録音全てに聞く価値があるが、その中でも1954年盤は歌手の見事さ、クナッパーツブッシュの気合いの入った指揮では群を抜いている。

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  • ★★★★☆ 

    カバポチ  |  横浜市  |  不明  |  2009年01月17日

    まず、ゴールデンメロドラムの目の覚めるような素晴らしい音質と夢のようなオールスターキャストに乾杯!聴き応え満点。ただ、聴いた後の全体の感銘度は59年盤の域には達していない。

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  • ★★★★☆ 

    たか  |  東京  |  不明  |  2007年11月17日

    前の2氏のコメントは的を得ている。グラインドルのグルマネンツは声が鋭すぎて、ストーリーを知らなければパルシファルとこれから決闘でもするのかのようだ。ウエーバーの方がこの役には数段相応しいと私は思う。しかしクナがバイロイトでグルマネンツに最も多く起用したのは実はグラインドルであり、その意味で一度は聞くべき演奏。62年盤は締まりのない演奏だがフルヴェンの第九やリヒターのマタイのように神格化されている。耳の垢を落としてから良質のオーディオを用意して聞けばそういう判断はしないだろう。

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  • ★★★★★ 

    ガリ  |  神奈川県  |  不明  |  2006年10月04日

    62、51年と聞いてきて三枚目のクナの本作品でしたが、凄い感動でした。とくに聖金曜日の音楽の集中力には62年盤での同部分が素っ気なく聞こえるほど圧倒されます。

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  • ★★★★★ 

    風の呪文  |  横浜  |  不明  |  2004年12月21日

    クナのパルジファルは、51年と62年の正規録音2種があれば、それ以上必要ないようなもの。とはいえ、51年と62年ではテンポが大幅に異なるので、他の年はどうだったのか、リリースされれば気になるし、歌い手が違えばそれも聴いてみたい。中でもこの54年はビッグネーム揃い。グラインドルのグルネマンツは響きが鋭く、ハーゲンのイメージが払拭しきれないが歌は立派。そして聖金曜日の音楽の何と深く、幽玄・精妙なこと! 音も、私のはG.Melodram盤だが、十分音楽を堪能できるレベル。

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