Concierto De Aranjuez: Isbin(G)serebrier / Nyp +villa-lobos Ponce
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2012年03月11日
今では女流クラシック・ギターリストの走りともなった観のあるイズビンが2004年に収録した異国スペイン情緒溢れる曲集で彼女が47歳とベテラン年齢になった頃の演奏でバック・サポートはセレブリエール(ウルグアイ出身で当時66歳)/NYPOであります。収録曲の内、一番親しみのある「アランフェス協奏曲」を1989年彼女は一度録音している・・・バック・サポートはフォスター/ローザンヌCO・・・のですがタイム的にはそう変わらず本盤再録演奏では@6’07A11’17B5’21となっております。実際聴いていてもう少し長いのかな・・・とも感じていたのですがこの「アランフェス協奏曲」と言えば元祖的に思い出すイエペソの有名な一回目の収録演奏(1958年アルヘンタ/スペイン国立O、@5’55A9’55B5’19)の印象からかでしょう、二回目のイエペソ録音(1979年ナヴァロ/PHO、@6’07A11’14B5’16)からすれば全く殆ど同タイムなのですね。全体として私は先ずNYPOの割と新鮮な音色(混濁しない各楽器の音の動きも含め・・・)と彼女のギターの幾分制御勝ちになりつつもはっきりした弦タッチに惹かれました。ただ冒頭で触れたスペイン情緒とは感触的には異なりやはりアメリカ風なのか「乗り」の良さが特徴となっています。飛び跳ねるだけでやや平板な感じもしていた第1楽章、第3楽章にそういった特徴が表れている様です。中間楽章では前段、管楽器の懐かしいメロディ・バックでギターは女性らしい優しさの内に進み次第にあのピークの感動的なオーケストラ全奏・・・エンタテイメント性豊かにこの「間」を枠一杯にゆっくり流し聴く者を釘付けにします・・・に向けてへの焦らせる様なアプローチが素晴らしいです。他の収録曲でボンセ(メキシコ出身)の「南の協奏曲」(同@12’46A6’52B6’01)は元々あのセゴビアに贈られた曲で「南」というのは「スペイン」を意味するらしいです。・・・ヴィラ=ロボスの「ギター小管弦楽」(タイム@5’20A8’10B5’00)には私は初対面なのですが両曲共実に丁寧な仕上げで繰り返し聴こうかなという気にさせ思わぬ儲けものといった感じが正直な処であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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