hyogepi  |  新潟県  |  不明  |  2009年05月27日

【モーツァルトについて】　今から半世紀近く前の録音（KV.201）もあるが、全く古さを感じさせず、弦も管も美しく（特にホルンとオーボエは絶品）、整然としていながら、感興あふれる演奏が展開される。「今さらスイトナーのモーツァルトなんて」などと言わずに、虚心に耳を傾け、ドイツ系の本場物の演奏に叩頭するのみ。古楽器によるモーツァルトは聴いた当初は新鮮だが、繰り返し聴いても飽きが来ないのは、意外とこのような演奏ではないだろうか。

 

ロングロウ  |  栃木  |  不明  |  2008年12月15日

モーツァルトは古楽器風以外で名盤と呼ばれているものを色々聞いてきましたが、ここに収録されているものが最高かもしれません。特に３９、４０、４１番。中庸な解釈と奏でられる音の柔らかさは何ともいえないすばらしさです。古楽器ブームになってからはロマン的解釈は作曲家の意図しない余計なものと言われることが多いです。しかし、作曲家が居合わせていても失敗する演奏会も成功する演奏会もあるのです。それは、解釈には幅があり、より感動されるほうを選ぶ自由が許されていると考える根拠にならないでしょうか。一度聞いてみてください。必ず

 

Dinkelbrot  |  群馬県  |  不明  |  2008年07月27日

これが東独のオーケストラなのか。自分の見識の無さを恥じるばかりです。音の美しさ、滑らかさ、適度にテンポを揺らした粋な演奏。こんなに伸びやかで生き々々した演奏が聴けるとは。一部に音割れがあるものの、とりわけスッペの序曲は感動的です。どの演奏も素晴らしく、全て最高位にランクされるものと思います。 世界遺産のＢＯＸセットに指定くらいです。

 

uuri  |  兵庫  |  不明  |  2008年07月09日

凛とした切れ味のよい弦楽合奏のなかに馥郁たる香りが立ちのぼるファゴットやオーボエの見事な調和。こんなモーツアルトはなかなかきけません。 モーツアルトだけでなく，どの曲も生きがいい！　 絵に描いた動かぬ魚ではなく，水揚げしたときの銀色に光る魚たちのようなピチピチ感が伝わってきます。 これはほんとうにすてきなセットですね。

 

三毛猫  |  東京都  |  不明  |  2007年12月07日

ドレスデンの色々な面を感じることができて驚きっぱなしでした。お得なＣＤです！

 

NOBO  |  東京都町田市  |  不明  |  2007年09月15日

まだモーツァルトしか聴いてないが、いやいや、これは買って大正解。すばらしい！透明でいて細部には愉悦と悲しみが7色の虹のように織り込まれている。弦のちょっとしたニュアンスや木管のまろやかで懐かしさを覚える響きなど、モーツァルトを聴く醍醐味がすべてがここにあると言っても過言ではない。録音も60〜70年代とは思えない伸びやかな美しさがあり、陶酔の境地だ。

 

にゃおにゃお金  |  市川市  |  不明  |  2006年01月07日

これはお買い得！定評のあるレパートリーは勿論の事、「春の祭典」のような意外な名演盤も含まれているのが嬉しい。その中でもあえて１枚挙げるとすれば、LP時代から愛聴しているスッペの序曲集。「スペードの女王」のとんでもない爆演をはじめ、スイトナーのホットな指揮に興奮させられる（しかもオケの響きはあくまで典雅という不思議な名盤）。１０枚全て、聴きごたえ十分の素晴らしさ。それがこの価格とは・・

 

蓮華人  |  船橋  |  不明  |  2005年12月09日

確かにＮ響との演奏自体が、彼に実り多いものを齎せたかといえば、まあ「ありがとうございました」と言うしかないでしょう。おかげさまでＮ響もずいぶん巧くなりました。ジンタチックな拍節感が目立たなくなり、逆に杓子定規なドイツ音楽史観も薄れたような気がします。封入された１０枚全てが、最高の芸術品です。Ｎ響のレベルは引き上げた。しかし、高い水準ながら停滞したままのＳＫＤ。このままでは負けるぞ、と言ったような叱咤激励が聴こえてくるような気がしてなりません。

 

ヴァイオリンぱぱ  |  茨城  |  不明  |  2005年07月17日

モーツァルトはいうまでもなく、すべての曲において、完璧なアンサンブル、澄みきった音色、オーケストラの１人１人の個人技の高さにも驚かされます。文句なしの名演奏。子供達にも伝えのこしたいすばらしい演奏だと思います。

 

明治安田二郎  |  丸の内2-1-1  |  不明  |  2005年07月04日

Ｎ響との不毛な演奏のせいで不当な評価を受けていたスイトナーだが、手兵のオペラやオーケストラとの来日公演で本領を発揮してくれた。ｼｭﾀｰﾂｶﾍﾟﾚ･ﾄﾞﾚｽﾃﾞﾝやﾍﾞﾙﾘﾝとの録音も素晴らしく、彼が一流の指揮者であることを証明してくれる。ＢＯＸ物が数点ﾘﾘｰｽされているが、このＳＤとのBOX盤はｽｲﾄﾅｰの魅力を存分に聴かせてくれる名演集である。ｺﾝｳﾞｨﾁｭﾆｰやﾏｽﾞｱ,ｻｳﾞｧﾘｯｼｭとは格が違うのである。

 

GAKU  |  埼玉　蓮田市  |  不明  |  2005年04月28日

（再度コメント）スイトナーはドレスデンと喧嘩別れしてしまいましたが、その後ベルリン国立オペラの監督に就任し、同オケを世界一にしてみせる、と意気盛んでした。根っからの音楽家であるスイトナーの実力や矜持を物語るエピソードですね。前に書いたクリップス＆コンセルトヘボウのモーツァルトは、アナログ完成期のものだけあって、ヨーロッパの奥ゆかしさや美の極み、とでも形容したいようなすばらしい音が特長ですが、このドレスデンの音もそれに一脈通じるものがありますし、それとはまた違った味があると思います。

 

GAKU  |  埼玉　蓮田市  |  不明  |  2005年04月24日

スイトナーがモーツァルトの交響曲の大部分を録音していたとはこれまで知らず、廉価なことも相まって、飛びつくように購入しました。佳曲なのに録音が少ない大好きな30番は、音のよいクリップスとコンセルトヘボウに親しんできましたが、演奏はスイトナーの方が段違いによいし、ビゼーも、これまでに聴いたアンセルメやデユトワ、ハイテインクなどよりもずっと心のこもった、よく歌った音楽に仕上がっていました。こうした作品の真実に忠実な、「まともな」演奏を現在では本当に耳にし得なくなってしまったなあ、という感じです。

 

北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2005年03月05日

Suitner/SKBの全集で先走ってしまいましたが、このSKDの全集が勧めたいのです。ここのモーツアルトは、隠れた一品です。また隠れた名演としてマニア受けの「春の祭典」も利き所です。「ハルサイ」は、やはり打楽器という常識が、この時期にも登場していることにびっくりするでしょう。SKDの弦の音にも驚嘆できると思います。手に入れることが可能であれば、是非という逸品です。

 

ＫＥＮ  |  小田原市  |  不明  |  2003年03月09日

モーツァルトの交響曲はもちろん素晴らしい。プラハやハフナーの第１楽章の颯爽としたアレグロを聴くだけでも購入する価値あり。ワルターに負けない名演奏だと思いますが、実は、スッペの序曲集など併録されている小品がこれまた絶品なのです。

 

タケ  |  秋田  |  不明  |  2003年02月28日

このＢＯＸ、自分は今まで聴けなかったものも入っていたので、スウィトナーの演奏が更に気に入りました。演奏を聴いた感想を一言で言うと、そうですねぇ……どこぞの誰かさんではないですが、とりあえず「妙技を味わえ！！」ってとこでしょうか。