チェロ協奏曲、森の静けさ、ロマンス、他 ザラ・ネルソヴァ、ルッジェーロ・リッチ、ワルター・ジュスキント&セントルイス交響楽団
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 2024年03月21日
VOXというと私にとっては50〜60年代の印象が強く、70年代はスクロヴァチェフスキ/ミネソタ、スラトキン/セントルイスをLP時代に数枚持っていただけ。あまり音のいいレーベルではないな、と思っていた。今回ナクソスから出ているマイク・クレメンツによるリマスタリングシリーズはLP時代の印象を一新する音の良さ。最初に聴いたアブラヴァネルのチャイコフスキーが演奏、録音とも上々だったので次は好きなチェリストのひとりネルソヴァのドヴォルザークを聴いてみた。指揮はワルター・ジュスキント(ウォルター・サスキンドというべきか)だが、この人のことはほとんど知らない。ヌヴーとグールドとのコンチェルト以外知られたものはあったっけ。ところがこの指揮がいいのだ。メリハリがきき歌うべきところは十分歌うし盛り上げ方も上手。シュタルケル盤でのドラティの指揮を思い出させる。ジュスキント、プラハ生まれなんだな。この指揮にのってネルソヴァも情熱的に弾いている。名演だと思う。カップリングの小品もドヴォルザークらしい美しい作品ばかり。こちらもさらっと仕上げているのが効果的だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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