チャイコフスキー:弦楽セレナード、ドヴォルザーク:弦楽セレナード ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル
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遊悠音詩人 | 不明 | 2009年08月29日
カラヤン美学が最高潮に表れた名演。弦の美しさは、現在のBPOからはなし得ない程の、透明感溢れる素晴らしいものだ。しかし見方によっては、耽美を極めた代償として、素朴でローカルな味わいが掻き消されているとも言える。この点は、カラヤン唯一にして最大の弱点であろう。個人的には、濃厚な表現と対向配置による掛け合いの面白さが際立つチャイコフスキーを聴かせてくれたスヴェトラーノフ&ロシア国立管と、滋味深さと愛着の深さを感じさせるドヴォルザークを披露したクーベリック&バイエルン放送響を第一に推したい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 芦屋 | 不明 | 2009年03月25日
本当に分り易い演奏で、カラヤン美学が徹底されています。BPOの弦セクションの機能美というのでしょうか・・何か例えばマシーンの機能美を観るような感慨で聴いておりました。1980年収録ですからカラヤンの演奏を遺すという意識は絶頂期、緩徐章での弦の歌わせ方、レガートぶりにはその必然性を疑ってしまう程美しさを極めようとして逆に聴きようによっては「ダレ」傾向を全く否定するわけには行かないと思いました。ムーディな最終章の結びの引き伸ばし・・この種の音楽はこれでということでぎりぎり素晴らしいランク。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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