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Tchaikovsky / Dvorak

SHM-CD チャイコフスキー:弦楽セレナード、ドヴォルザーク:弦楽セレナード ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル

チャイコフスキー:弦楽セレナード、ドヴォルザーク:弦楽セレナード ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年05月14日

    本盤には、チャイコフスキーとドヴォルザークによる弦楽セレナードがおさめられているが、いずれも素晴らしい至高の名演と高く評価したい。録音は1980年であるが、これはカラヤン&ベルリン・フィルという黄金コンビが最後の輝きを見せた時期でもある。健康問題が徐々に顕在化しつつあったカラヤンと、長年にわたる独裁政権に辟易とし始めたベルリン・フィルとの関係は、1970年代後半頃から徐々に悪化しつつあったが、それでも1980年には、いまだ対立関係が表面化することはなく、少なくとも演奏の水準においては究極の到達点にあったとさえ言える。翌々年には、ザビーネ・マイヤー事件の勃発によって両者の関係が修復不可能にまで悪化することから、本演奏の録音のタイミングとしては、ベストの時期であったと言っても過言ではあるまい。本演奏においては、全盛期のベルリン・フィルの弦楽合奏がいかに桁外れに凄いものであったのかを思い知らされることになるのは必定だ。一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブル、重量感溢れる肉厚の合奏、情感溢れる美しさの極みとも言える高弦の艶やかな響きなど、とても人間業とは思えないような超絶的な機能美を誇っていると言える。カラヤンの指揮も流麗なレガートを駆使して、これ以上は求め得ないような濃厚で耽美的な指揮を披露している。このように最高の指揮者と最強の弦楽合奏が生み出した音楽は、極上の美しさを湛えていると言えるだろう。両曲の演奏には、本演奏においてはいささか欠如している、ロシア風の強靭な民族色やボヘミア風のノスタルジックで素朴な抒情を求める聴き手も存在し、その線に沿った名演(チャイコフスキーについてはスヴェトラーノフ&ロシア国立交響楽団(1992年)、ドヴォルザークについてはクーベリック&バイエルン放送交響楽団(1977年ライヴ)など)も少なからず成し遂げられているが、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築したカラヤン&ベルリン・フィルの名演との優劣は、容易には付け難いのではないかと考える。録音は、従来盤でも十分に鮮明な高音質であったが、今般のSHM−CD化により、音質が若干鮮明になるとともに、音場がより広がることになった。カラヤン&ベルリン・フィルの至高の名演をこのような鮮明な音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

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  • ★★★★☆ 

    遊悠音詩人  |  不明  |  2009年08月29日

    カラヤン美学が最高潮に表れた名演。弦の美しさは、現在のBPOからはなし得ない程の、透明感溢れる素晴らしいものだ。しかし見方によっては、耽美を極めた代償として、素朴でローカルな味わいが掻き消されているとも言える。この点は、カラヤン唯一にして最大の弱点であろう。個人的には、濃厚な表現と対向配置による掛け合いの面白さが際立つチャイコフスキーを聴かせてくれたスヴェトラーノフ&ロシア国立管と、滋味深さと愛着の深さを感じさせるドヴォルザークを披露したクーベリック&バイエルン放送響を第一に推したい。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2009年03月25日

    本当に分り易い演奏で、カラヤン美学が徹底されています。BPOの弦セクションの機能美というのでしょうか・・何か例えばマシーンの機能美を観るような感慨で聴いておりました。1980年収録ですからカラヤンの演奏を遺すという意識は絶頂期、緩徐章での弦の歌わせ方、レガートぶりにはその必然性を疑ってしまう程美しさを極めようとして逆に聴きようによっては「ダレ」傾向を全く否定するわけには行かないと思いました。ムーディな最終章の結びの引き伸ばし・・この種の音楽はこれでということでぎりぎり素晴らしいランク。

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  • ★★★★★ 

    headshrinkerX  |  JP  |  不明  |  2008年12月26日

    チャイコフスキーの弦楽セレナードは大編成でゴージャスに演奏してほしい。なのでカラヤンが「最高!」です。

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