トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ベートーヴェン(1770-1827) > ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』、スタッキー:沈黙の春 マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団

ベートーヴェン(1770-1827)

SACD ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』、スタッキー:沈黙の春 マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団

ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』、スタッキー:沈黙の春 マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (1 件)
  • ★★★★☆ 
    (0 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:1件中1件から1件まで表示

  • ★★★★★ 

    てつ  |  東京都  |  不明  |  2022年07月15日

    田園はこのコンビの新境地かもしれない。ちょっと驚いた。田園はHIP奏法のオケにとっては鬼門のような曲。モダンオケに慣れた耳にはこの曲の叙情性と精神性を表現するにはHIPが一本調子に聞こえてしまうことが多かった。例えばアントニーニも直線的スタイルと曲想がマッチせず苦戦していたと思う。ホーネックも第1楽章はテンポこそ中庸だが、表現はいつも通りのスタイルを貫き、「田舎にバイクで着いた時のちょっとイケイケで愉快な気分」的音楽。これは想像できたので、この後もそうかな、と思っていたら、第2楽章冒頭で「おおっ」と声を出してしまった。なんだ、この柔らかさは!ホーネックからこんな優しい音が聞けるとは。34小節のビオラが暖かいのなんの。ホーネックが従来スタイルをやめたのか、それともHIPの枠内でこういう音を出したのかは、私には正直わからない。しかし、この音が、表現の幅を思い切り広げたのは間違いない。第3楽章もこの暖かい音を使うので、ホルンが強く鳴らしてもそれを和ませる。第4楽章は一転して直線的な従来的アプローチ。しかし第5楽章はまさに感謝で、最初からまた暖かい。このコンビでこのアプローチとは。意表をつかれたがものの、僥倖だった。とにかく第2楽章と第5楽章が白眉。田園の新しい名盤と思う。スタッキーの沈黙の春は、地元の偉人へのオマージュとのことで、各楽章には彼女の著作名がクレジットされている。主旨はよくわかるが、折衷主義的でピンとこない。もちろん私がそんな偉そうなこと言う立場ではないことは重々わかっております。でも、田園だけで凄いですよ^^

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:1件中1件から1件まで表示