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ホルスト (1874-1934)

CD ホルスト:惑星、マシューズ:冥王星、他 サイモン・ラトル&ベルリン・フィル(2CD)

ホルスト:惑星、マシューズ:冥王星、他 サイモン・ラトル&ベルリン・フィル(2CD)

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  • ★★★★★ 

    Ichirokagawa  |  香川県  |  不明  |  2021年12月22日

    イギリス人のラトルにしてみれば、この惑星はお国ものなので、普通に演奏すればそこそこの結果は出るはず。ベルリン・フィルという天下の名オケを駆使してどれほどの成果が出るかが関心事である。結果、ラトルは特別なことは何もしなかった。と言うより、この作品自体にさほどのキャパシティはない。期待した火星、木星は、木曜のあの有名なメロディーの歌わせ方は流石だが、他に特筆すべきことはない。唯一、土星におけるオケの迫力は半端でない。オマケ的に、マシューズの冥王星や2枚目のCDに宇宙、天体に関した作品が収められているが、よほど聞き応えがあった。

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  • ★★★★★ 

    ヒマラヤのゾウ  |  愛知県  |  不明  |  2013年11月09日

    BPOの上手さはいつもの通り。この盤の魅力は楽器間の微妙なバランスから聞こえてくる和声的な音色だと思う。これは意外な発見。この曲がこんなに音楽的に聴けたことは、これまでなかった。特に注目は木星の中間部。歌わせ方は実に細かくコントロールされ、極端ではない絶妙な表情をつくっている。それが単調ではないところが驚き。この曲から音楽的な充足感がこんなに引き出せるとは思っていなかった。ラトル/BPOの真の実力か。映画音楽のようなスペクタクルなものをお望みならば別をどうぞ。

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  • ★★★☆☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年09月23日

    ラトルは今日でこそベルリン・フィルを完全に掌握し、現代を代表する大指揮者の一人として数々の名演を成し遂げつつあるが、ベルリン・フィルの芸術監督に就任してから数年間は鳴かず飛ばずの状態が続いていたと言える。今般、同様にSACD化された、芸術監督お披露目公演のマーラーの交響曲第5番も、意欲だけが空回りした凡庸な演奏であったし、その後もシューベルトの交響曲第8(9)番「ザ・グレート」、ブルックナーの交響曲第4番、R・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」など、箸にも棒にもかからない凡演の山を築いていたと言える。本盤には、ホルストの組曲「惑星」と、コリン・マシューズによる冥王星、そして、国籍の異なる4人の作曲家による宇宙をテーマとした小品がおさめられているが、このうち、メインの組曲「惑星」が、イマイチの凡庸な演奏に成り下がっていると言えるところだ。ラトルも、ベルリン・フィルの芸術監督就任後は、名うての一流奏者たちを掌握するのに相当に苦労したのではないだろうか。そして、プライドの高い団員の掌握に多大なる労力を要したため、自らの芸術の方向性を見失っていたのではないかとさえ考えられるところだ。それ故に、必然的に意欲だけが空回りした演奏に終始してしまっていると言える。本演奏も美しくはあるが根源的な力強さがない。同曲を精緻に美しく描き出すことにつとめたのかもしれないが、本演奏を聴く限りにおいては、ラトルが同曲をこのように解釈したいという確固たる信念を見出すことが極めて困難であると言える。ラトルは1980年にも、フィルハーモニア管弦楽団とともに同曲を録音しているが、当該演奏の方が、若干の荒々しさは感じさせるものの、若武者ならではの気迫溢れる力強い熱演に仕上がっていたと言えるところであり、本演奏よりも数段優れた演奏のように思われるところだ。メインの組曲「惑星」と比較して、コリン・マシューズによる冥王星や、国籍の異なる4人の作曲家による宇宙をテーマとした小品については、録音自体がそもそも珍しい楽曲であることや、おそらくはベルリン・フィルも演奏した経験を殆ど有していなかったこともあって、ラトルのペースで演奏が行われているように感じられるところである。したがって、組曲「惑星」よりもラトルの解釈が演奏にしっかりと刻印されていると言えるところであり、これらの楽曲の演奏に関してはなかなかに優れた演奏ということができるのではないだろうか。音質は驚天動地の鮮明な高音質であると言える。本盤については、既にHQCD盤が発売されているが全く問題にならない。あらためて、SACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、本盤の評価についてはラトルの組曲「惑星」の演奏に★1つ、そしてその他の楽曲の演奏に★3つであるが、SACDによる高音質化を考慮して、全体として★3つの評価とさせていただくこととする。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年06月04日

    本盤ホルスト「惑星」はラトルガ26年ぶりに今回2006年にBPOと再録した演奏盤で演奏タイムは火星7’20,金星8’53,水星3’59,木星7’58,土星9’37,天王星6’05,海王星7’05と前回1980年PHOの火星7’06,金星8’50,水星3’55,木星8’06,土星9’32,天王星6’01,海王星7’16とタイム上では大差はありません。ただ演奏はラトルも51歳になったためか全体を眺め渡したスケール感は伊達に年を重ねたものではなく更に磨かれたインターナショナル的BPOサウンドが客観的な演奏に仕立てております。従ってラトルならでは・・・といった処は期待は少し控えめにしたいですね。火星では余裕の底力を見せ前回の様な鋭敏さのひっかかりはありません。金星での静かなヴァィオリンは流石BPOの機能美を見せ付けられた思いがし又確かにこの静かな楽章ではオーケストラの勝負し処ではあります。平原綾香の「ジュピター」で俄然脚光を浴びた木星は分り易い運びで決してボリューム感で圧倒一辺倒ではありません、割と素直に聴けました。人生終盤の象徴である土星での低音弦から管楽器へのパスは見事だし更に不気味な「溜め」を経て盛り上がってやがて静まりつつゆったり動く弦にもある「明るみ」を加えていく経路も素晴らしいです。海王星ではホルンが神秘のスタートをしやがて舞台裏での女声コーラスが広大な宇宙を彷徨い反復する内に消え入って行きます。さて本盤は続くトラックで2000 年にケント・ナガノがイギリスの作曲者でホルスト協会の会長でもあるコリン・マシューズに作曲を依頼した作品「冥王星」(タイム6’11)が付け加わっているのが特徴です。更に(私は聴いてはおりませんが)二枚目エンハンスドCDで今回のこのベルリンのプロジェクト(宇宙へ) のもう一つの目玉である、4人の作曲者による「宇宙」を題材にした委嘱作やラトルのインタビューやBPOリハーサル点景が納められています。マァ飛びつくほどのものではありませんが・・・。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    ただの国民学派好き  |  大阪府  |  不明  |  2010年12月15日

    全体的に無駄が無い。迫力不足に聴こえるのはラトルが「聴衆に与える感動」よりも「作品性」を重視しているからだろうか。あくまで個人論だが、たとえ火星や木星のような有名で壮大な曲でもイギリス音楽においては奥ゆかしさ無く露骨で大げさな盛り上げをする演奏は嫌いなので、その点この演奏には好感が持てる。(深みはあまり無く内面の感情もあまり感じられないのは事実だが) 欲を言えば、「冥王星」も2枚目のCDに収録して「オマケの現代作曲家の作品集」のような感じでくくって欲しかった。他の人も書かれていたように、ホルストの「惑星」を聴いたあとに全く違うような曲が流れて「蛇足」 と言う他ない。 必ずしもBPOの実力を引き出しきっているとは言えないが、外見だけで何の中身も感じられないカラヤンや、晩年になってから音の濁りが目立つアバドよりもラトルの音楽作りのほうが好きになれる。よくわからないことをする指揮者ではあるが、名指揮者であることは確かだと思う。

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  • ★★☆☆☆ 

    にゃおにゃお金  |  市川市  |  不明  |  2009年03月10日

    現代の売れっ子作曲家を集めたCD2はそれなりに面白いが、メインの「惑星」は平凡の一言。この指揮者の「惑星」は、確か日本デビュー盤であったフィルハーモニアとの旧盤の方が、粗さはあっても余程面白い。また、CD1の結びの「冥王星」はまさに文字通りの「蛇足」そのもの。「後味が悪くなる」という「くれんぺら〜」さんのご意見に全面的に賛同したい。

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  • ★★★☆☆ 

    くれんぺら〜  |  東京  |  不明  |  2009年01月16日

    さすがBPO。音楽の流れているところは感心するが,端々にラトルの癖なのか特徴なのか意図なのか妙に作意的なところがありのめり込めない。話題の冥王星は前7曲の寄せ集めのような・・しかし全く馴染んでおらず,一緒に聴くとホルストの『惑星』の後味が悪くなる。

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  • ★★★★★ 

    トム  |  東京  |  不明  |  2008年11月05日

    水星、土星を聴くとラトルならではのおもしろい仕掛けがされていることに気づく。さすがラトル!

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  • ★★★★☆ 

    saitaman  |  saitama  |  不明  |  2008年02月16日

    ラトル&BPOならではの企画だろう。聴いてみたらなんてことは無いのだけれど。ただ、こんな組み合わせは他には無い。このCDを買う人は他の演奏で惑星を聴いてきた方が大半だと思うから、次はちょっと違うものを、という欲求は満たせるかな。個人的には、ラトルになってからのBPOはあまり聴いてこなかったので、良い機会にはなった。

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  • ★★★☆☆ 

    タンタンタヌキの天王星  |  東京  |  不明  |  2008年02月07日

    「冥王星」をはじめとする珍しい作品群を一緒に聴けるCDであり、しかもこれが発売された直後に冥王星が狭義の 「惑星」の分類からははずされることが決まったという歴史的因縁を纏うことになったことでも、貴重な盤と言える。しかし、演奏自体は、EMIの録音のせいもあるのかどうにも迫力不足の「火星」に始まり、いまいちノリきれない「木星」など、決して同曲の推薦盤に出来るものではない。前述の貴重さに価値を見出す人のみにおすすめ。

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  • ★★★★★ 

    木製  |  森  |  不明  |  2007年06月25日

    ラトルがBPOという名器に磨きをかけ、しなやかさを加えた。特に拡大的な解釈は見られないが自然な底力を重視しているように思える。当然前任のアバドより音が磨かれているが、驚愕する反面アバド時代の一種の濁りが懐かしくなってきた。尤もアバドの線的なアプローチとは異なるのだが・・・でもラトルの音は素晴らしいのは間違いない。

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  • ★★★★☆ 

    どんぐりころころ  |  どじょうが出てきた  |  不明  |  2006年08月29日

    朝方テレビでも言ってたし、新聞にもでてたけど。この録音は最後の冥王星付きになる可能性大だそうだ。幸いラトルはイギリス音楽を熟知しているので、安心して聞いていられる。○○時代、やたら個人技に走るために、整ったアンサンブルをさせるとB級フィルとまで言われていたBPOが、特に冥王星でその素晴らしい表現力を発揮している。立ち直ってきたのかなあ。ま、潜在力は世界一だろう。

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  • ★★★★★ 

    桐嶋屋勝造  |  愛知県碧南市  |  不明  |  2006年08月27日

    この演奏は、木星の中間部が速いテンポであっさりしており、雄大さを求める耳には不満が感じられるかもしれません。しかし作曲者自演盤を聴くと速いテンポで全く雄大でないのです。自作自演がベストとは言いませんが、雄大でなければ駄目ということでもないようです。ちなみに私はレヴァイン指揮の雄大な演奏を好みますが、この演奏も好きです。

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  • ★★★★★ 

    桐嶋屋勝造  |  愛知県碧南市  |  不明  |  2006年08月27日

    この曲の作曲者ホルストは、この曲の演奏に対して非常に厳格な制約を設けました。 楽器編成の厳守から抜粋演奏の禁止まで提示しています。死後も遺族によって長い間守られてきました。 クラシック以外のジャンルへのアレンジも行われていますが、基本は作曲者の意図を尊重すべきでしょう。 冥王星は、スターウォーズ組曲とかと同等の単なるCD上のカップリング曲と考えるのが妥当です。

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  • ★☆☆☆☆ 

    Haru  |  柏市  |  不明  |  2006年08月25日

    そもそも作曲者が作りもしなかった別の曲を追加すること自体が好かない。演奏についても、雄大さの無い”惑星”なんかで良いのでしょうか?「木星」の中間部はテンポの遅いバーンスタインが間違いなく他のどれよりも感動的。

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