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シューベルト(1797-1828)

CD ピアノ・ソナタ全集 パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)(9CD)

ピアノ・ソナタ全集 パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)(9CD)

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年08月16日

    これを所謂ピアノで弾いたら別のものになる 音色 響き 余韻 そして何より音楽の質を度外視して作曲者が発想した音楽を再現することは多くの情報を失うことになると実感した パドゥラ=スコダが若かりし頃から古の楽器に関心を持ち その現物を収集していることは伝え聞いていた その好奇心と研鑽がこういう形で 日常のわたしたちが想像し手を伸ばすも容易に聴くことが叶わないソノリティを届けてくれた これを至福と言わず何と言う パドゥラ=スコダは五台のフォルテピアノを使い分けている 19世紀前半のウィーン製のオリジナルだ ブックレットにその写真を見ることができる 孰れも美しい 最も多く使用しているのはシューベルトの晩年に当たる1826年製Conrad Graf 1118で7曲 最後のソナタ変ロ長調D960はこれだ 逆に1曲しか使われていないのが1815年製Georg Hasskaでハ長調D279/346で打楽器音も聞かせる 後の三台には4曲ずつ割り振られている 不思議なのは1846年製J.M.Schweighoferが使われたことだ シューベルトの死後18年も経過している ハ短調D958などに使われた パドゥラ=スコダは未完のアレグロ楽章しか残されていない通常第12番と呼ばれる嬰ハ短調を省略して 後続のソナタの番号を詰めて表記している イ長調op.120,D664が第12番となり D960が第20番になっているので注意がいる ベートーヴェンというお手本が身近にありながら シューベルトは独自の音楽語法を展開したことをしみじみ感じた次第だ 比較でなしにシューベルトを愛する人は聴き逃せない あなたも如何

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    酒樽ファルスタッフ  |  神奈川県  |  不明  |  2013年07月14日

    小さいが清らかで深い泉のようなシューベルトの音楽世界。 スコダ氏の味わい溢れる演奏。 小生もに自宅のピアノでこの作曲家の作品を弾いたりします。 気持ち良いです。<どこのピアノ、ベヒシュタインとか?> <まさか・・国産のYの字のつくメーカーのアップライトですわい>

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    横濱の風  |  神奈川県  |  不明  |  2013年05月22日

    スコダのシューベルトは70年代に続いて2度目の全集で、とにかくいろいろと原典主義的に研究されつくしたもの。くすんだ感じの響きの少ないフォルテピアノを使用して、よりゆったりとした演奏をしているので、シューベルト独特の間が強調され音符の一つ一つが浮き立つような感じがします。フォルテピアノではビルソンのものより、より当時の空気に近いのではないかと思います。全集としての一つだけ揃えるには向かないかもしれませんが、セットになってこれだけ価格が下がれば、是非聴いておきたいセットの一つです。

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